早押し機安定供給チーム(2):経過報告(2018年5月度)
5月よりスタートしております「早押し機安定供給チーム」について、5月度の進捗を報告します。
【コンセプト】
1.クイズ界の知恵を集めつつ、クイズ界外の協力も得る。
2.一つの手段ではなく、複数の手段を並行して進める。
3.「職人」を新たに作って頼り切りになるのではなく、「仕組み」として中長期的に安定供給できるようにする。
この「安定供給チーム」で早押し機を量産しようというわけではありませんのでご了承ください。
ただ、チームメンバーで量産に踏み切る人が出たら、背中を押したいとは考えています。
現時点ではそれよりも、ノウハウを共有することでいろんな人がローコストで早押し機を用意したり、既存のスーパーピンポンブーの特注品を作れないか交渉、もしくは改造という流れを検討しております。
【組織について】
現在、23名の方にご参加頂いています。
「今までに自分で電子工作をした」方もいれば、「やったけどうまくいかなかった」「今後作ろうと思っている」という方まで様々です。
また、早押し機職人として名高い高畠操一さんにもご協力を頂くことになりました。 それ以外にも、今後早押し機の生産を検討しているJQAの近藤仁美さんとも、意見交換しお互いwin-winの関係になれるよう調整をしています。
【切り口】
現在、下記の切り口で情報交換をスタートしております。
1.パソコンに接続して使う早押し機
2.市販キット(HA-808)を使った早押し機
3.Arduinoなどを使った早押し機
4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど)
5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など)
切り口ごとに進捗をご報告します。
【1.パソコンに接続して使う早押し機】
・「特別な電子工作がなくても、部品(マウス、キーボードなど)を購入し、パソコンのソフトウェアで管理すれば早押し機になるのではないか」……との素人考えでしたが、「電子工作ゼロ」というのはなかなかハードルは高いようです。
・ただし、ラマ太郎さんにより「REVISE USB」の提案がありました。押しボタンスイッチをUSBゲームパッドとして動作させる、というものです。
これとフリーソフト「JoyAdapter」(ゲームパッド信号をキーボードのキー押下に変換)、早押し判定ソフトウェア(自作)を組み合わせれば「画面表示型の早押し機」になりますし、さらに「USB-FSIO30」(最も早くボタンを押した人の手元のLEDランプをつける)を追加すれば手元のランプを光らせることも可能となります。
電子工作は若干必要となりますが、やり方によってはかなり軽減できる(本体部分の配線は不要になる)可能性があります。
また、市販のキーボードやゲームパッドを改造、という意見も出ています。
ノウハウを極力整理して、電子工作の少ない状態でパソコン接続早押し機が作れるよう、引き続き情報交換・整理を続けていきます。
【2.市販キット(HA-808)を使った早押し機】
こちらについては既に試したメンバーが多く、SNS上での情報交換も活発です。
メンバーの一人・岡田隼人さんが「とりあえず使える早押し機を作る」を公開していますので、そちらもご参照ください。
【3.Arduinoなどを使った早押し機】
こちらはHA-808に比べると書き込みはまだ少ないです。
この分野につきましては、YouTube 「バカ通販」企画で早押し機(Arduino 20人押し)を製造した「Q4L KEN」さんにご意見を頂いています。現在意見交換中です。
また、メンバーの一人・Wataさんが「Wataの早押し機開発ノート~Raspberry Piを用いた早押し機開発~」を公開していますので、そちらもご参照ください。
【4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど)】
現在、どこが使いにくいかを洗い出した上で、メーカー(プレイアベニュー様)と交渉できないか、6/8(金)にメールをお送りしております。
ここについてはまた進捗し次第ご報告します。
【5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など)】
既存の早押し機については、形状は似ていても実は互換性がありません。
同じ作者のものでも、時期によって互換性がない、という事例もあります。
早押し機端子における統一規格を何種類か提案することで、ボタンの貸し借りや修理・改造が容易になるのでは、という意見が出ております。
いずれもまだ、お互いの持っているノウハウを共有しあっている段階です。
早押し機の安定供給は緊急の課題、という意見も多いとは思いますが、メンバーいずれもプロではない以上、無理な計画は新たなトラブルのもとになると考えます。
慎重に、かつ一歩一歩、ノウハウを共有するところからスタートする。一方で比較的短時間にできるものがあれば、それを優先して進める。そのような形で引き続きプロジェクトを続けていきますので、ご支援のほどよろしくお願いします。
興味がある方はぜひご参加ください。またご意見・ご感想だけでも結構です。
Twitterまたはお問い合わせ窓口までご一報ください。
【文責 神野芳治】
https://quiz-schedule.info/quizdo/?p=1590https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/hayab04-1024x768.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/hayab04-150x150.jpg市販の早押し機早押し機早押し機製作5月よりスタートしております「早押し機安定供給チーム」について、5月度の進捗を報告します。 【コンセプト】 1.クイズ界の知恵を集めつつ、クイズ界外の協力も得る。 2.一つの手段ではなく、複数の手段を並行して進める。 3.「職人」を新たに作って頼り切りになるのではなく、「仕組み」として中長期的に安定供給できるようにする。 この「安定供給チーム」で早押し機を量産しようというわけではありませんのでご了承ください。 ただ、チームメンバーで量産に踏み切る人が出たら、背中を押したいとは考えています。 現時点ではそれよりも、ノウハウを共有することでいろんな人がローコストで早押し機を用意したり、既存のスーパーピンポンブーの特注品を作れないか交渉、もしくは改造という流れを検討しております。 【組織について】 現在、23名の方にご参加頂いています。 「今までに自分で電子工作をした」方もいれば、「やったけどうまくいかなかった」「今後作ろうと思っている」という方まで様々です。 また、早押し機職人として名高い高畠操一さんにもご協力を頂くことになりました。 それ以外にも、今後早押し機の生産を検討しているJQAの近藤仁美さんとも、意見交換しお互いwin-winの関係になれるよう調整をしています。 【切り口】 現在、下記の切り口で情報交換をスタートしております。 1.パソコンに接続して使う早押し機 2.市販キット(HA-808)を使った早押し機 3.Arduinoなどを使った早押し機 4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど) 5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など) 切り口ごとに進捗をご報告します。 【1.パソコンに接続して使う早押し機】 ・「特別な電子工作がなくても、部品(マウス、キーボードなど)を購入し、パソコンのソフトウェアで管理すれば早押し機になるのではないか」……との素人考えでしたが、「電子工作ゼロ」というのはなかなかハードルは高いようです。 ・ただし、ラマ太郎さんにより「REVISE USB」の提案がありました。押しボタンスイッチをUSBゲームパッドとして動作させる、というものです。 これとフリーソフト「JoyAdapter」(ゲームパッド信号をキーボードのキー押下に変換)、早押し判定ソフトウェア(自作)を組み合わせれば「画面表示型の早押し機」になりますし、さらに「USB-FSIO30」(最も早くボタンを押した人の手元のLEDランプをつける)を追加すれば手元のランプを光らせることも可能となります。 電子工作は若干必要となりますが、やり方によってはかなり軽減できる(本体部分の配線は不要になる)可能性があります。 また、市販のキーボードやゲームパッドを改造、という意見も出ています。 ノウハウを極力整理して、電子工作の少ない状態でパソコン接続早押し機が作れるよう、引き続き情報交換・整理を続けていきます。 【2.市販キット(HA-808)を使った早押し機】 こちらについては既に試したメンバーが多く、SNS上での情報交換も活発です。 メンバーの一人・岡田隼人さんが「とりあえず使える早押し機を作る」を公開していますので、そちらもご参照ください。 【3.Arduinoなどを使った早押し機】 こちらはHA-808に比べると書き込みはまだ少ないです。 この分野につきましては、YouTube 「バカ通販」企画で早押し機(Arduino 20人押し)を製造した「Q4L KEN」さんにご意見を頂いています。現在意見交換中です。 また、メンバーの一人・Wataさんが「Wataの早押し機開発ノート~Raspberry Piを用いた早押し機開発~」を公開していますので、そちらもご参照ください。 【4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど)】 現在、どこが使いにくいかを洗い出した上で、メーカー(プレイアベニュー様)と交渉できないか、6/8(金)にメールをお送りしております。 ここについてはまた進捗し次第ご報告します。 【5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など)】 既存の早押し機については、形状は似ていても実は互換性がありません。 同じ作者のものでも、時期によって互換性がない、という事例もあります。 早押し機端子における統一規格を何種類か提案することで、ボタンの貸し借りや修理・改造が容易になるのでは、という意見が出ております。 いずれもまだ、お互いの持っているノウハウを共有しあっている段階です。 早押し機の安定供給は緊急の課題、という意見も多いとは思いますが、メンバーいずれもプロではない以上、無理な計画は新たなトラブルのもとになると考えます。 慎重に、かつ一歩一歩、ノウハウを共有するところからスタートする。一方で比較的短時間にできるものがあれば、それを優先して進める。そのような形で引き続きプロジェクトを続けていきますので、ご支援のほどよろしくお願いします。 興味がある方はぜひご参加ください。またご意見・ご感想だけでも結構です。 Twitterまたはお問い合わせ窓口までご一報ください。 【文責 神野芳治】quizdo quizdo2017@gmail.comAdministratorQuiz Do