9月に発売された、水上颯・鶴崎修功さんによる問題集『Megalomania Tokyo -Prototype-』(クイズ宅配便さんで好評発売中です!)。
読んでいたところ、興味深い記述がありました。

引用:企画書
「■本企画では鶴崎の謎技術により生まれたhayaoshi(仮)を競技に利用します。
 PC に繋げられたゲームパッドを早押し器として利用し、事前に録音された問読み音声で早押しします。
 ゲームパッドの何らかのボタンを押すと、問読みの音声が止まります。
3 カウントのシンキングタイムのうちに解答を行ってください。」(Megalomania Tokyo -Prototype-」44ページ)
.
引用:鶴崎さん
早押し4台進行は初めて試したので無事に完了できて安心しました」(同43ページ)
水上颯・鶴崎修功さんによる問題集『Megalomania Tokyo -Prototype-』。
な、なんだその謎技術!
ということで、今回は開発者の鶴崎修功さんにお話を伺いました。

――まず鶴崎さんご自身についてお伺いします。クイズに興味を持たれるきっかけを教えてください。

もともとクイズは好きで、クイズ番組もよく観ていたのですが、高校までは鳥取にいたこともあり、「abc」という大会があるらしい、ということくらいしか知りませんでした。もちろん、東京は遠すぎたので参加の検討もしませんでした。
大学で東京に来てTQC(東大クイズ研究会)に入ったことにより、クイズを始めたということになります。

――実際にクイズを始めたのはどういう流れだったのでしょうか。

高校時代にテレビでTQCを見たときは、先輩には失礼ながらいかにもオタクという雰囲気を感じて、実はあまり入る気はありませんでした。
でも、大学入学時の新入生歓迎活動に参加してみたところ、あまりにも楽しく、私もあえなくクイズオタクの一員になってしまいました。

引用:水上さん
「僕は銀河系最強サークルPeriod の最強を決めたい!と徒然考えていて、会員の巨大な総当たり表を描く計を1年間くらいあっためていました。問題数がひたすら必要そうなのが難点だったのですが、暇そうな鶴崎に声をかけたらちょうど早押し用のソフトの開発を考えていたようで、うまくガッチャンコして4台同時進行なる解決策が編み出されました。」(同27ページ)

――Period・TQC例会で使われた「hayaoshi」というシステムですが、どのようなものなのか、簡単にご紹介いただけますでしょうか。

PCを早押し機とし、ゲームパッドを複数台つないで早押しをするものです。
音声は録音されたものをPCから流し、参加者はゲームパッドのボタン(もしくは、キーボードのキー)を押すとボタンがつきます。

各参加者のイヤホンをつないで、周りには問読みの音が聞こえないようにしています。
それによって、1部屋複数台進行を実現しようとしています。

――同じ部屋で同時進行、という形のようですが、機材はどのようなものをお使いになったのでしょうか。

TQC合宿企画の場合だと、PC4台、イヤホン分配器4個、USB分配器4個、ゲームパッド4×4 = 16個で進行しました。PCは会員の方に借りました。
イヤホンは各会員に用意してもらいました。

今回使われた機材。特殊なものではなく、市販のもので組み立てられている。
次回も鶴崎さんに、当企画の具体的なお話を伺います!
【文責:神野芳治】
https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2020/04/b573fd51415ca60b8af6239fb31d5bb5-1024x664.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2020/04/b573fd51415ca60b8af6239fb31d5bb5-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・一般サークルリポート・大学9月に発売された、水上颯・鶴崎修功さんによる問題集『Megalomania Tokyo -Prototype-』(クイズ宅配便さんで好評発売中です!)。 読んでいたところ、興味深い記述がありました。 引用:企画書 「■本企画では鶴崎の謎技術により生まれたhayaoshi(仮)を競技に利用します。  PC に繋げられたゲームパッドを早押し器として利用し、事前に録音された問読み音声で早押しします。  ゲームパッドの何らかのボタンを押すと、問読みの音声が止まります。 3 カウントのシンキングタイムのうちに解答を行ってください。」(「Megalomania Tokyo -Prototype-」44ページ) . 引用:鶴崎さん 「早押し4台進行は初めて試したので無事に完了できて安心しました」(同43ページ) な、なんだその謎技術! ということで、今回は開発者の鶴崎修功さんにお話を伺いました。 ――まず鶴崎さんご自身についてお伺いします。クイズに興味を持たれるきっかけを教えてください。 もともとクイズは好きで、クイズ番組もよく観ていたのですが、高校までは鳥取にいたこともあり、「abc」という大会があるらしい、ということくらいしか知りませんでした。もちろん、東京は遠すぎたので参加の検討もしませんでした。 大学で東京に来てTQC(東大クイズ研究会)に入ったことにより、クイズを始めたということになります。 ――実際にクイズを始めたのはどういう流れだったのでしょうか。 高校時代にテレビでTQCを見たときは、先輩には失礼ながらいかにもオタクという雰囲気を感じて、実はあまり入る気はありませんでした。 でも、大学入学時の新入生歓迎活動に参加してみたところ、あまりにも楽しく、私もあえなくクイズオタクの一員になってしまいました。 引用:水上さん 「僕は銀河系最強サークルPeriod の最強を決めたい!と徒然考えていて、会員の巨大な総当たり表を描く計を1年間くらいあっためていました。問題数がひたすら必要そうなのが難点だったのですが、暇そうな鶴崎に声をかけたらちょうど早押し用のソフトの開発を考えていたようで、うまくガッチャンコして4台同時進行なる解決策が編み出されました。」(同27ページ) ――Period・TQC例会で使われた「hayaoshi」というシステムですが、どのようなものなのか、簡単にご紹介いただけますでしょうか。 PCを早押し機とし、ゲームパッドを複数台つないで早押しをするものです。 音声は録音されたものをPCから流し、参加者はゲームパッドのボタン(もしくは、キーボードのキー)を押すとボタンがつきます。 各参加者のイヤホンをつないで、周りには問読みの音が聞こえないようにしています。 それによって、1部屋複数台進行を実現しようとしています。 ――同じ部屋で同時進行、という形のようですが、機材はどのようなものをお使いになったのでしょうか。 TQC合宿企画の場合だと、PC4台、イヤホン分配器4個、USB分配器4個、ゲームパッド4×4 = 16個で進行しました。PCは会員の方に借りました。 イヤホンは各会員に用意してもらいました。 次回も鶴崎さんに、当企画の具体的なお話を伺います! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト