前回に引き続き、新・クイズシステム「hayaoshi」を開発された鶴崎修功さんにお話を伺いました。

引用・水上さん「今回は鶴崎が問読みを全部m4a で吹き込んでくれたので楽だったね。ありがたし。」(「Megalomania Tokyo -Prototype-」27ページ)

水上颯・鶴崎修功さんによる問題集『Megalomania Tokyo -Prototype-』。

――音声を事前に吹き込むにあたり、「意識した点」「良かった点」「大変だった点」などがあったら教えてください。

意識した点: せっかくやり直しが効くので、なるべく噛まずにうまく読めた音声を採用しました。
良かった点: 噛むことによる早押しへの悪影響が減らせました。
大変だった点: 録音機材が貧弱なので、すぐノイズが入って大変でした。パ行は特に。
それから、噛みポイントがなくなるまでやり直したので、10回近く録音した問題も出てしまいました。

――また、このシステム以外でも「音声の事前吹き込み」はいろいろなところで使えそうですが、当日の運用にあたり「意識した点」「良かった点」「大変だった点」などがあったら教えてください。

意識した点: 早押しをしているPCからの音声ははっきり聞こえ、かつ隣の台からの音声は聞こえないようにするため、環境音をどれくらいにするかに気をつけました。
良かった点: 喉を全然使わずに済んで楽でした。
大変だった点: 環境音の調整は意外と難しく、歓声などどれくらい出していいかなど、結論は出ませんでした。

――一部屋同時進行ということで、「ボタンを押したら音声が止まる」のは理解しましたが、「参加者が解答する」「それに対してスタッフが正誤判定する」のは、とのような形で行われたのでしょうか?

早押し台には参加者と正誤判定者がおり、解答は正誤判定者に小声で伝えるようにします。
それに対し、スタッフはPCを操作して正誤をつけます。

引用・鶴崎さん「トーナメントは非情、私も中高の卓球部時代によく思っていました。優勝者は7 回も8 回も試合ができるのに、参加者の半分は1回しかできないというシステム。ところが、(特に大規模な)クイズ大会はわりと平気で勝ち抜け率50%未満のラウンドを並べるわけです。トーナメントを明確に超えるホスピタリティの巨大大会は、新人王/早押王くらいしかないのではないかと思うくらい。この状況は、早押しが1 部屋で1 台しか進行できないというところに起因していると結論づけ、1 部屋複数台進行の可能性を探った結果が、今回のシステムになっています。」(同68ページ)

――実際、今回このシステムを使ってみて、「1 部屋複数台進行の可能性」についてはいかがお考えでしょうか。

完全な自信はないですが、工夫していけばそれなりによくできるのではないかと感じています。

引用「このシステムを利用して大会をやる計画もあるらしいので、その暁には是非参加してくださいねー!」(同22ページ)

――差支えない範囲で、今後「こんな改良をしたい」「こんな風に活用したい」というのものがあったら、参考までに教えてください。

宣伝ですが、2020/08/30にMegalomania Tokyoをフルオープン大会として開催しようと会場を取りました。
現状新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからず、不安は大きくなっていますが、
事態が収束していればやりたいと思います。
hayaoshiのシステムもバグが多かったので、改めて開発をしています。
参加者は64人、半ばテストのような大会になると思いますが、よろしければぜひご参加ください。
クイズの問題は、私と水上颯の2人で作成する予定です。

――ありがとうございました!大会楽しみにしています!

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2020/04/hayaoshiTQC-1024x536.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2020/04/hayaoshiTQC-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・一般サークルリポート・大学前回に引き続き、新・クイズシステム「hayaoshi」を開発された鶴崎修功さんにお話を伺いました。 引用・水上さん「今回は鶴崎が問読みを全部m4a で吹き込んでくれたので楽だったね。ありがたし。」(「Megalomania Tokyo -Prototype-」27ページ) ――音声を事前に吹き込むにあたり、「意識した点」「良かった点」「大変だった点」などがあったら教えてください。 意識した点: せっかくやり直しが効くので、なるべく噛まずにうまく読めた音声を採用しました。 良かった点: 噛むことによる早押しへの悪影響が減らせました。 大変だった点: 録音機材が貧弱なので、すぐノイズが入って大変でした。パ行は特に。 それから、噛みポイントがなくなるまでやり直したので、10回近く録音した問題も出てしまいました。 ――また、このシステム以外でも「音声の事前吹き込み」はいろいろなところで使えそうですが、当日の運用にあたり「意識した点」「良かった点」「大変だった点」などがあったら教えてください。 意識した点: 早押しをしているPCからの音声ははっきり聞こえ、かつ隣の台からの音声は聞こえないようにするため、環境音をどれくらいにするかに気をつけました。 良かった点: 喉を全然使わずに済んで楽でした。 大変だった点: 環境音の調整は意外と難しく、歓声などどれくらい出していいかなど、結論は出ませんでした。 ――一部屋同時進行ということで、「ボタンを押したら音声が止まる」のは理解しましたが、「参加者が解答する」「それに対してスタッフが正誤判定する」のは、とのような形で行われたのでしょうか? 早押し台には参加者と正誤判定者がおり、解答は正誤判定者に小声で伝えるようにします。 それに対し、スタッフはPCを操作して正誤をつけます。 引用・鶴崎さん「トーナメントは非情、私も中高の卓球部時代によく思っていました。優勝者は7 回も8 回も試合ができるのに、参加者の半分は1回しかできないというシステム。ところが、(特に大規模な)クイズ大会はわりと平気で勝ち抜け率50%未満のラウンドを並べるわけです。トーナメントを明確に超えるホスピタリティの巨大大会は、新人王/早押王くらいしかないのではないかと思うくらい。この状況は、早押しが1 部屋で1 台しか進行できないというところに起因していると結論づけ、1 部屋複数台進行の可能性を探った結果が、今回のシステムになっています。」(同68ページ) ――実際、今回このシステムを使ってみて、「1 部屋複数台進行の可能性」についてはいかがお考えでしょうか。 完全な自信はないですが、工夫していけばそれなりによくできるのではないかと感じています。 引用「このシステムを利用して大会をやる計画もあるらしいので、その暁には是非参加してくださいねー!」(同22ページ) ――差支えない範囲で、今後「こんな改良をしたい」「こんな風に活用したい」というのものがあったら、参考までに教えてください。 宣伝ですが、2020/08/30にMegalomania Tokyoをフルオープン大会として開催しようと会場を取りました。 現状新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからず、不安は大きくなっていますが、 事態が収束していればやりたいと思います。 hayaoshiのシステムもバグが多かったので、改めて開発をしています。 参加者は64人、半ばテストのような大会になると思いますが、よろしければぜひご参加ください。 クイズの問題は、私と水上颯の2人で作成する予定です。 ――ありがとうございました!大会楽しみにしています! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト