「大量の新入生が入ったら、どうしよう?」第3回は、関西の雄・京都大学(Mutius)の上木さんに話を伺いました。

――まず新歓についてお伺いします。
新歓のときに気をつけたこと(どのようにして人を集めるか、大量に来た人にどのように対応するか、等)がありましたらご教示ください。

新歓の際は、キャンパス内でのビラ配りやツイッターでの呼びかけを通して、新歓企画の周知を行っていました。
その結果、ありがたいことに初回の新歓企画では定員80名の教室に対して80名以上の新入生が来てくれて、飽和状態になりました。
もともと団体戦を予定していたのですが、できるだけたくさん解答席に着けるようにローリングクイズに変更しました。

――結果、今年の「新入会員数」は何人程度でしょうか。

今年は、2回生から入会してくれた3人を含めて32人が新たに入会してくれました。

――また、現在「一例会の参加人数」は何人程度でしょうか。

一例会の参加人数は25~35人程度で推移しています。

数多くの強豪を輩出してきたMutius。新入生の中からも将来の強豪が生まれるかも?

――大量の人数に対応するために、普段どのような企画をやっているか、どのような問題を使用しているかご教示ください。

活動は週に3日で、毎週木曜日には会員から企画者を募って企画を打ってもらっています。
問題・ルール・形式・優勝賞品などすべて企画者に一任しているので企画の内容はまちまちです。
短文中心の企画から長文中心の企画までありますし、テレビ番組のパロディ企画を打つ会員もいます。

それ以外の日には、様々な大会の問題をごちゃ混ぜにしたファイルを作り、それを用いてフリバを行っています。
しばしば小企画を打つ会員もいたりと、自由な雰囲気で活動しています。

――昨年までと運営面で、大人数に対応するために変えたことはありますでしょうか。

今年ではなく昨年ですが、例会の参加者が増え1部屋では不便になることがあったので、参加者を2部屋に分けてクイズをするようになりました。
早押し機は前から2台あったのですが、1台の調子が悪かったので今年になってもう1台購入しました。
過去に集めた会費のストックがあったので、早押し機の購入のために会員から別途お金を徴収する必要はありませんでした。

――新入生の中には「ガンガン押せる人」「自分から積極的に課題を見つける人」が一方、「なかなか押せない人」「目標を見出しにくい人」がいるのが事実だと思います。
  後者のフォロー策について、何か考えられていることはありますでしょうか。

例会を2部屋で行うようになった結果、ガンガン押せる人とそうでない人とで部屋を分け、それぞれの会員の実力に見合う環境でクイズに臨めるようになりました。

また、毎週月曜日は1,2回生だけがボタンを押す日と位置づけ、先輩に早く押されてしまって新入生がなかなか押せないという事態の発生を軽減しています。

さらに、毎週木曜日の企画では予習問題ラウンドを必ず設定するようにしています。
予習問題ラウンドは、事前に指定された範囲の問題だけが出題されるラウンドで、新入生だけが参加できます。
事前に問題が指定されているので、予習をしっかりすればクイズ初心者でも経験者と対等に戦うことができますし、いわゆるベタ問を覚えることもできます。

――ありがとうございました!

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2019/08/IMG_20190803_182526-1024x533.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2019/08/IMG_20190803_182526-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・大学「大量の新入生が入ったら、どうしよう?」第3回は、関西の雄・京都大学(Mutius)の上木さんに話を伺いました。 https://twitter.com/mutius_kyoto/status/1113979290675101702 ――まず新歓についてお伺いします。 新歓のときに気をつけたこと(どのようにして人を集めるか、大量に来た人にどのように対応するか、等)がありましたらご教示ください。 新歓の際は、キャンパス内でのビラ配りやツイッターでの呼びかけを通して、新歓企画の周知を行っていました。 その結果、ありがたいことに初回の新歓企画では定員80名の教室に対して80名以上の新入生が来てくれて、飽和状態になりました。 もともと団体戦を予定していたのですが、できるだけたくさん解答席に着けるようにローリングクイズに変更しました。 https://twitter.com/mutius_kyoto/status/1115554236014534657 ――結果、今年の「新入会員数」は何人程度でしょうか。 今年は、2回生から入会してくれた3人を含めて32人が新たに入会してくれました。 ――また、現在「一例会の参加人数」は何人程度でしょうか。 一例会の参加人数は25~35人程度で推移しています。 ――大量の人数に対応するために、普段どのような企画をやっているか、どのような問題を使用しているかご教示ください。 活動は週に3日で、毎週木曜日には会員から企画者を募って企画を打ってもらっています。 問題・ルール・形式・優勝賞品などすべて企画者に一任しているので企画の内容はまちまちです。 短文中心の企画から長文中心の企画までありますし、テレビ番組のパロディ企画を打つ会員もいます。 それ以外の日には、様々な大会の問題をごちゃ混ぜにしたファイルを作り、それを用いてフリバを行っています。 しばしば小企画を打つ会員もいたりと、自由な雰囲気で活動しています。 ――昨年までと運営面で、大人数に対応するために変えたことはありますでしょうか。 今年ではなく昨年ですが、例会の参加者が増え1部屋では不便になることがあったので、参加者を2部屋に分けてクイズをするようになりました。 早押し機は前から2台あったのですが、1台の調子が悪かったので今年になってもう1台購入しました。 過去に集めた会費のストックがあったので、早押し機の購入のために会員から別途お金を徴収する必要はありませんでした。 ――新入生の中には「ガンガン押せる人」「自分から積極的に課題を見つける人」が一方、「なかなか押せない人」「目標を見出しにくい人」がいるのが事実だと思います。   後者のフォロー策について、何か考えられていることはありますでしょうか。 例会を2部屋で行うようになった結果、ガンガン押せる人とそうでない人とで部屋を分け、それぞれの会員の実力に見合う環境でクイズに臨めるようになりました。 また、毎週月曜日は1,2回生だけがボタンを押す日と位置づけ、先輩に早く押されてしまって新入生がなかなか押せないという事態の発生を軽減しています。 さらに、毎週木曜日の企画では予習問題ラウンドを必ず設定するようにしています。 予習問題ラウンドは、事前に指定された範囲の問題だけが出題されるラウンドで、新入生だけが参加できます。 事前に問題が指定されているので、予習をしっかりすればクイズ初心者でも経験者と対等に戦うことができますし、いわゆるベタ問を覚えることもできます。 ――ありがとうございました! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト