サークルOB・OGにもクイズを!KQK三田会(2)「来た方にクイズを楽しんでほしい」&「クイズに復帰する人が増えてくれれば」
クイズ研のOB・OG会でのクイズ、ということでKQK(慶應義塾大学)三田会の第2回です。
前回は総会(=食事会)や運営で心掛けていること、および総会途中のクイズについて触れました。
一方で、「総会中の『余興企画』だけではクイズが飽き足らない」……というOBOGに向け、総会前に集まってクイズ企画を実施しています。
今回は、KQK三田会会長に「総会前のクイズ企画」についてお伺いします、が……。
三田会会長「え、これやったの2019年の10月なんだけど!半年以上更新しないってどういうことだよ!」
Quiz Do「mono-seriesとかQraftとかいろいろありまして……」
などと寒い自作自演をやっているのも哀しいし、ここでページを閉じる人も多そうなので、普通に一人称で書きます。Quiz Do兼KQK三田会会長の神野です。
三田会会長といっても、会自体の実務はほとんど代表幹事の山本(前回記事参照)におんぶにだっこで、私がやっているのはクイズ面中心です。
【総会前のクイズ企画をやる目的は?】
私・神野は「いろいろな方にクイズを楽しんでいただきたい」、という狙いでいろいろやっています。
その中で「大学の頃クイズ研で楽しんでいたけど、卒業後はなかなかクイズに触れる機会がないOB・OGがたくさんいる」と考えています。
総会中にも30分ほどクイズはやるのですが、それでは物足りない、という方もいるだろう……と考え、数年前からこのような企画をやっています。
第一の目的は「来た方にクイズを楽しんでほしい」ということですが、第二の目的としては「この会を機に、普段からクイズをする人(復帰する人)が少しでも増えてくれれば」との思いです。
【準備はどのようにしているの?】
といっても、私もいろいろと同時進行で抱えている(抱え過ぎている、との声あり)ので、このためだけに問題を大量に用意して……というわけにはいきません。
そのため、「地域限定最強位/新人王」プロジェクトに参加し(新人王サイドのみ)、55問を提出することで500問を共有することになりました。
「問題集抜き出し」という手もあったのですが、「僕が地域限定の方の発起人でもあるので参加団体を増やしたい」のと、「他の高校・大学でも、この手のOBOG会が広がってほしい」という思いもあり、このような形をとりました。
500問で短文、というと13-16時くらいで、まあボリューム的にちょうどいいかな、と。
もっとやりたい人向けに事前にフリバ(シンプルなルールで行う早押しクイズ)の時間を設けました。
【どんな企画をやっているの?】
具体的に何をやっているかですが、下記画像を見て頂ければと思います。
「勝ち残り式」の企画ではなく、「シンプルな3○2×」
OBOGは忙しい方も多いので、「ちょびっとだけ参加したい」という方もいるだろう。
ということで、「途中から来ても参加できる」ような形にしました。
勝ち抜け人数が1/2・1/4のように可変的になっているのも、それに対応できるためです。
「参加人数の1/2が抜けたら新しいセット」
普段からバリバリやっている現役もいれば、数年ぶりにボタンを押すOBOGもいるわけで、率直な話実力差はかなりあります。特に昨今の短文基本クイズは「普段から接しているか否か」が重要な要素なので(スポーツに近い)、少人数勝ち抜けだと一部の現役のみがボタンを独占する恐れがあります。
さまざまな実力層の人にボタンを押してほしい、ということで「1/2の人が勝ち抜けたら新しいセット」としました。2/3くらいでも良かったかな……。
「特に上位1/4は順位点が高い」
これにより、ガチガチやりたい人は上位を狙うし、一方で慎重に1/2を狙うのもアリ、という形にしました。
「☆6個でエグゼクティブ部屋送り」
とはいえ、早押しクイズは実力差があると、やはり解答機会・正解数は一部の人に偏ります。
そのため、「そもそも『まったり部屋』と『エグゼクティブ部屋(エグ部屋、修羅部屋)』に分ける」「まったり部屋で一定数順位点を稼いだ人は、エグ部屋に送る」というやり方にしました。
「3セット連続抜けない方は、3○3休に」
それでも抜けない方、そもそもボタンが押せない方が出てくることも想定しました。
3セット連続で抜けていない方は、3休ルールにすることで押せるようにしました。結果、参加者全員が一度は正解いただくことに成功しました。
【やってみての感想は?】
第一の目的「来た方にクイズを楽しんでほしい」については、数年かけて実現できていると思います。
実は初年度はほとんど人が来なかったです。告知が徹底できてなかった、というのもあるし、「総会でクイズをやれれば十分」というニーズの方が多かったのかな、と。
ただ、新しいことが定着し人が集まるには、何度かやる必要があるんですよね。年々参加いただける方は増えています。
ただ、第二の目的「この会を機に、普段からクイズをする人(復帰する人)が少しでも増えてくれれば」についてはまだ道半ばです。
ここについては、「きっかけ」としてのOBOG会の後に、「普段からクイズをやれる場」が必要で、なかなかそこが作れていないのが正直なところです。「Qraftクイズパーティ」では「久々のクイズの方」向けの回を設け、そういう方の次のステップになれば、と考えていました……残念ながらコロナの影響で延期になりましたが、なんとか実現したいですね。
【今後の展開は?】
「来年以降も同じ形でやりたいと思います!できればバラエティ要素とか択一など、幅広い企画を別の人にお願いしたいですね」
「他のサークルの方もOBOG会としていかがでしょうか(上記のスタイルでなくても、シンプルなNo.1決定戦でもいいと思います)。
その際は地域限定最強位/新人王にご協力ください!(今年は廣海さんの仕切りで行います)」
とかで締めようとしたんですが、半年更新をさぼってる間にコロナが、ね……。
KQK三田会も、6月に現役とOBOGの交流会が毎年あるのですが、これは中止。10月にどうなるかも、正直全く見えません。僕個人としては「コロナの収束したらやりたいけど、4月現在の雰囲気ではかなり厳しいのでは」と覚悟しています。
逆に言うと、こういう機会なので、「クイズ」や「旧友との交流」が求められる・支えになる部分は必ずあると思っています。
web上でもOBOG向けに何かしらのクイズの機会ができればな、というのは、少し考えています。他のサークルの方も、ぜひ事例を教えて頂ければ、と思います。
【文責:神野芳治】
https://quiz-schedule.info/quizdo/?p=2216https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2020/04/DSC_13452-1024x576.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2020/04/DSC_13452-150x150.jpg“やる”クイズリポートサークルリポート・一般サークルリポート・大学クイズ研のOB・OG会でのクイズ、ということでKQK(慶應義塾大学)三田会の第2回です。 前回は総会(=食事会)や運営で心掛けていること、および総会途中のクイズについて触れました。 一方で、「総会中の『余興企画』だけではクイズが飽き足らない」……というOBOGに向け、総会前に集まってクイズ企画を実施しています。 今回は、KQK三田会会長に「総会前のクイズ企画」についてお伺いします、が……。 三田会会長「え、これやったの2019年の10月なんだけど!半年以上更新しないってどういうことだよ!」 Quiz Do「mono-seriesとかQraftとかいろいろありまして……」 などと寒い自作自演をやっているのも哀しいし、ここでページを閉じる人も多そうなので、普通に一人称で書きます。Quiz Do兼KQK三田会会長の神野です。 三田会会長といっても、会自体の実務はほとんど代表幹事の山本(前回記事参照)におんぶにだっこで、私がやっているのはクイズ面中心です。 【総会前のクイズ企画をやる目的は?】 私・神野は「いろいろな方にクイズを楽しんでいただきたい」、という狙いでいろいろやっています。 その中で「大学の頃クイズ研で楽しんでいたけど、卒業後はなかなかクイズに触れる機会がないOB・OGがたくさんいる」と考えています。 総会中にも30分ほどクイズはやるのですが、それでは物足りない、という方もいるだろう……と考え、数年前からこのような企画をやっています。 第一の目的は「来た方にクイズを楽しんでほしい」ということですが、第二の目的としては「この会を機に、普段からクイズをする人(復帰する人)が少しでも増えてくれれば」との思いです。 【準備はどのようにしているの?】 といっても、私もいろいろと同時進行で抱えている(抱え過ぎている、との声あり)ので、このためだけに問題を大量に用意して……というわけにはいきません。 そのため、「地域限定最強位/新人王」プロジェクトに参加し(新人王サイドのみ)、55問を提出することで500問を共有することになりました。 「問題集抜き出し」という手もあったのですが、「僕が地域限定の方の発起人でもあるので参加団体を増やしたい」のと、「他の高校・大学でも、この手のOBOG会が広がってほしい」という思いもあり、このような形をとりました。 500問で短文、というと13-16時くらいで、まあボリューム的にちょうどいいかな、と。 もっとやりたい人向けに事前にフリバ(シンプルなルールで行う早押しクイズ)の時間を設けました。 【どんな企画をやっているの?】 具体的に何をやっているかですが、下記画像を見て頂ければと思います。 「勝ち残り式」の企画ではなく、「シンプルな3○2×」 OBOGは忙しい方も多いので、「ちょびっとだけ参加したい」という方もいるだろう。 ということで、「途中から来ても参加できる」ような形にしました。 勝ち抜け人数が1/2・1/4のように可変的になっているのも、それに対応できるためです。 「参加人数の1/2が抜けたら新しいセット」 普段からバリバリやっている現役もいれば、数年ぶりにボタンを押すOBOGもいるわけで、率直な話実力差はかなりあります。特に昨今の短文基本クイズは「普段から接しているか否か」が重要な要素なので(スポーツに近い)、少人数勝ち抜けだと一部の現役のみがボタンを独占する恐れがあります。 さまざまな実力層の人にボタンを押してほしい、ということで「1/2の人が勝ち抜けたら新しいセット」としました。2/3くらいでも良かったかな……。 「特に上位1/4は順位点が高い」 これにより、ガチガチやりたい人は上位を狙うし、一方で慎重に1/2を狙うのもアリ、という形にしました。 「☆6個でエグゼクティブ部屋送り」 とはいえ、早押しクイズは実力差があると、やはり解答機会・正解数は一部の人に偏ります。 そのため、「そもそも『まったり部屋』と『エグゼクティブ部屋(エグ部屋、修羅部屋)』に分ける」「まったり部屋で一定数順位点を稼いだ人は、エグ部屋に送る」というやり方にしました。 「3セット連続抜けない方は、3○3休に」 それでも抜けない方、そもそもボタンが押せない方が出てくることも想定しました。 3セット連続で抜けていない方は、3休ルールにすることで押せるようにしました。結果、参加者全員が一度は正解いただくことに成功しました。 【やってみての感想は?】 第一の目的「来た方にクイズを楽しんでほしい」については、数年かけて実現できていると思います。 実は初年度はほとんど人が来なかったです。告知が徹底できてなかった、というのもあるし、「総会でクイズをやれれば十分」というニーズの方が多かったのかな、と。 ただ、新しいことが定着し人が集まるには、何度かやる必要があるんですよね。年々参加いただける方は増えています。 ただ、第二の目的「この会を機に、普段からクイズをする人(復帰する人)が少しでも増えてくれれば」についてはまだ道半ばです。 ここについては、「きっかけ」としてのOBOG会の後に、「普段からクイズをやれる場」が必要で、なかなかそこが作れていないのが正直なところです。「Qraftクイズパーティ」では「久々のクイズの方」向けの回を設け、そういう方の次のステップになれば、と考えていました……残念ながらコロナの影響で延期になりましたが、なんとか実現したいですね。 【今後の展開は?】 「来年以降も同じ形でやりたいと思います!できればバラエティ要素とか択一など、幅広い企画を別の人にお願いしたいですね」 「他のサークルの方もOBOG会としていかがでしょうか(上記のスタイルでなくても、シンプルなNo.1決定戦でもいいと思います)。 その際は地域限定最強位/新人王にご協力ください!(今年は廣海さんの仕切りで行います)」 とかで締めようとしたんですが、半年更新をさぼってる間にコロナが、ね……。 KQK三田会も、6月に現役とOBOGの交流会が毎年あるのですが、これは中止。10月にどうなるかも、正直全く見えません。僕個人としては「コロナの収束したらやりたいけど、4月現在の雰囲気ではかなり厳しいのでは」と覚悟しています。 逆に言うと、こういう機会なので、「クイズ」や「旧友との交流」が求められる・支えになる部分は必ずあると思っています。 web上でもOBOG向けに何かしらのクイズの機会ができればな、というのは、少し考えています。他のサークルの方も、ぜひ事例を教えて頂ければ、と思います。 【文責:神野芳治】quizdo quizdo2017@gmail.comAdministratorQuiz Do