「取材した内容」と「編集長個人の感想」は記事として分けます。
というわけで、ここ1週間掲載した2シリーズについての感想です。
まずは関東クイズ連合(KQA)から。

(1)  「各校持ち回りの例会と、毎年3月の『KQA杯』を開いています」
(2) 「どの学校でもエントリーをしてもらえれば例会に参加できます」

新興クイズ研の方へ

取材前は「今、定員が一杯で……」という話にならないか不安でした。
が、幸いなことに「エントリーすれば例会に参加できる」「毎回、一回はボタンに押せる形式が多い」という状況であり、「新しくクイズ研を立ち上げた」という方にとっても参加できる余地はありそうです(ただ、定員を超えることもあるとのことですので、他の方のご迷惑にならないよう、ドタキャンしないようにお願いします!)

さて、耳当たりのいいお話だけではなく、厳しいお話もしておきます。
新興クイズ研の方にとってみれば、「例会」に参加しても、強豪校とかなりの実力の差を感じてしまうかもしれない。
事実、高校クイズ研のプレーヤーを見ていると、私達社会人から見ても「強いなあ、早いなあ、モノシリだなあ」と思うことが多々あります。

けどどこかに引っかかる問題、太刀打ちできるジャンルがあるかもしれない。
また、競技以外にも「他の学校と親睦を深める」ことは、自分らのサークル活動にもプラスになります。
何か得るものはあると思います。ぜひチャレンジしていただければQuiz Doとしても嬉しいです。

これはKQAのみならず他の高校クイズ連合にも言えることですし、さらに話を広げれば、「大学や社会人のサークル」と「クイズイベント」の関係にも同じことが言えます。
そういう思いから、Quiz Doの取材第一弾として「関東クイズ連合」を持ってきました(ちょうど『ナナマルサンバツ』放送前、というのももちろんあります)。
「新しくクイズ研を作る、新しくクイズを始める方」への一つのメッセージとしてお考えください。

もちろんこれは「幅広いクイズの中の一要素」です。
いろんなクイズの傾向、いろんなクイズの楽しみ方がありますよ……ということを、今後さまざまな事例を紹介する中で触れていきます。
……その結果、次に紹介するのが「クイズマジカルエンパイア」、というのもまた極端な例だなあ、と我ながら思っているのですが、その話はまたいずれ。

1994年当時の昔話

前にも書きましたが、編集長は1994年に第3代連合長(当時の名称は会長)を務めています。その頃とどう変わったんだろう……という話。

まず異なるのが、活動目的と活動内容です。
発足当時のKQAの主な活動は、「高校生クイズ」(以下「高クイ」)対策でした。
当日はまだYES・NOクイズという運の要素が強い形式、かつ、全国に行けるのは8/10000チーム・わずか0.08%という倍率……であった中、メインは「YES・NO対策」でした。そのため、「いかにしてYES・NOを突破するか」という対策会を何度か実施しました。
……といっても「実際に突破できるか」というと現実味は薄く、また「クイズ研どうしでぶつかる」事例もそんなになかった頃で、「何がなんでも抜ける、他校に勝つ」というより「みんなで高クイ対策を楽しむ」という雰囲気でした。

続いて高校生オープンの話。

記事の内容にはこれっぽっちも関係ありませんが、「尚念」(長野市)の豚蕎麦。二郎系で無添加とは!でも美味!

「高クイが終わると活動が低調になる、人が来なくなる」というのは当時最大の悩みでした。
そんな中、「高クイ以外に目標と親睦の場になるようなオリジナルの大会をやろう」ということで、今でも続く「高校生オープン」がスタートしました(第3回までは高校生主催でした)。

最初は全く経験もない中なので、今とは比べ物にならないほど形式・問題・演出いずれもクオリティの低い物でした。
それでも待ち望まれていた大会であり、初回から80名近く参加していました(過去の人数を見ていると、2009年ごろまでほぼ一定で、その後一気に増えていった感です。前回に至っては265名!)。
ちなみにその時の悩みが「会場」で、学校を使うと「遠い」と苦情がくるし、じゃあ東京のど真ん中で1000円とってやると「高い」と言われる。どうしたらいいんだ……という悩みは、早稲田とか開成のホールが使えるようになるまでしばらく続くことになります。
記事(2)で「関東各地から集まると思いますので、高校生からすると移動が大変かと思います。それについて何か希望が出たりしますか」と聞いたのは、そんな背景があったりしたのです。それに対して「特に不満はない」ということは、今の高校生プレーヤーにとってみれば「遠征は当然」なのか、それだけ「意識が高い」のか……。

そんな当時と現状は大きく異なっています。
しかし、一つ一つの活動を担っているのは「現役の高校生」だし、彼らのクイズへの思いや奮闘、さまざまな創意工夫で毎回の例会が成り立っている。その点については共通している部分もあるんだろうなあ、と思っています。

まあ正直「今の中・高校生がうらやましい!」というのが本音ではあります。この大人数となると非常に厳しい競争なのでしょうが、その中に身を置いてみたかった。もちろん社会人の今も「厳しい競争」を楽しんでいますが、思春期にこれを味わえたならどうなっていただろう、とふと思います。
もっとも最初の最初、「何をするのに手探りで一から作らなければならない」頃に立ち会えたのは、今から見ると低いレベルであっても楽しかった、というのもまた事実です。

次回の更新からは「早押し機職人・高畠操一さん」インタビュー、その後は新興の大学サークル「信州大学」を取り上げる予定です!お楽しみに!

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/1306140_2256784978_153large.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/1306140_2256784978_153large-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・中学・高校スタッフ日記Quiz Doとは?「取材した内容」と「編集長個人の感想」は記事として分けます。 というわけで、ここ1週間掲載した2シリーズについての感想です。 まずは関東クイズ連合(KQA)から。 (1)  「各校持ち回りの例会と、毎年3月の『KQA杯』を開いています」 (2) 「どの学校でもエントリーをしてもらえれば例会に参加できます」 新興クイズ研の方へ 取材前は「今、定員が一杯で……」という話にならないか不安でした。 が、幸いなことに「エントリーすれば例会に参加できる」「毎回、一回はボタンに押せる形式が多い」という状況であり、「新しくクイズ研を立ち上げた」という方にとっても参加できる余地はありそうです(ただ、定員を超えることもあるとのことですので、他の方のご迷惑にならないよう、ドタキャンしないようにお願いします!)。 さて、耳当たりのいいお話だけではなく、厳しいお話もしておきます。 新興クイズ研の方にとってみれば、「例会」に参加しても、強豪校とかなりの実力の差を感じてしまうかもしれない。 事実、高校クイズ研のプレーヤーを見ていると、私達社会人から見ても「強いなあ、早いなあ、モノシリだなあ」と思うことが多々あります。 けどどこかに引っかかる問題、太刀打ちできるジャンルがあるかもしれない。 また、競技以外にも「他の学校と親睦を深める」ことは、自分らのサークル活動にもプラスになります。 何か得るものはあると思います。ぜひチャレンジしていただければQuiz Doとしても嬉しいです。 これはKQAのみならず他の高校クイズ連合にも言えることですし、さらに話を広げれば、「大学や社会人のサークル」と「クイズイベント」の関係にも同じことが言えます。 そういう思いから、Quiz Doの取材第一弾として「関東クイズ連合」を持ってきました(ちょうど『ナナマルサンバツ』放送前、というのももちろんあります)。 「新しくクイズ研を作る、新しくクイズを始める方」への一つのメッセージとしてお考えください。 もちろんこれは「幅広いクイズの中の一要素」です。 いろんなクイズの傾向、いろんなクイズの楽しみ方がありますよ……ということを、今後さまざまな事例を紹介する中で触れていきます。 ……その結果、次に紹介するのが「クイズマジカルエンパイア」、というのもまた極端な例だなあ、と我ながら思っているのですが、その話はまたいずれ。 1994年当時の昔話 前にも書きましたが、編集長は1994年に第3代連合長(当時の名称は会長)を務めています。その頃とどう変わったんだろう……という話。 まず異なるのが、活動目的と活動内容です。 発足当時のKQAの主な活動は、「高校生クイズ」(以下「高クイ」)対策でした。 当日はまだYES・NOクイズという運の要素が強い形式、かつ、全国に行けるのは8/10000チーム・わずか0.08%という倍率……であった中、メインは「YES・NO対策」でした。そのため、「いかにしてYES・NOを突破するか」という対策会を何度か実施しました。 ……といっても「実際に突破できるか」というと現実味は薄く、また「クイズ研どうしでぶつかる」事例もそんなになかった頃で、「何がなんでも抜ける、他校に勝つ」というより「みんなで高クイ対策を楽しむ」という雰囲気でした。 続いて高校生オープンの話。 「高クイが終わると活動が低調になる、人が来なくなる」というのは当時最大の悩みでした。 そんな中、「高クイ以外に目標と親睦の場になるようなオリジナルの大会をやろう」ということで、今でも続く「高校生オープン」がスタートしました(第3回までは高校生主催でした)。 最初は全く経験もない中なので、今とは比べ物にならないほど形式・問題・演出いずれもクオリティの低い物でした。 それでも待ち望まれていた大会であり、初回から80名近く参加していました(過去の人数を見ていると、2009年ごろまでほぼ一定で、その後一気に増えていった感です。前回に至っては265名!)。 ちなみにその時の悩みが「会場」で、学校を使うと「遠い」と苦情がくるし、じゃあ東京のど真ん中で1000円とってやると「高い」と言われる。どうしたらいいんだ……という悩みは、早稲田とか開成のホールが使えるようになるまでしばらく続くことになります。 記事(2)で「関東各地から集まると思いますので、高校生からすると移動が大変かと思います。それについて何か希望が出たりしますか」と聞いたのは、そんな背景があったりしたのです。それに対して「特に不満はない」ということは、今の高校生プレーヤーにとってみれば「遠征は当然」なのか、それだけ「意識が高い」のか……。 そんな当時と現状は大きく異なっています。 しかし、一つ一つの活動を担っているのは「現役の高校生」だし、彼らのクイズへの思いや奮闘、さまざまな創意工夫で毎回の例会が成り立っている。その点については共通している部分もあるんだろうなあ、と思っています。 まあ正直「今の中・高校生がうらやましい!」というのが本音ではあります。この大人数となると非常に厳しい競争なのでしょうが、その中に身を置いてみたかった。もちろん社会人の今も「厳しい競争」を楽しんでいますが、思春期にこれを味わえたならどうなっていただろう、とふと思います。 もっとも最初の最初、「何をするのに手探りで一から作らなければならない」頃に立ち会えたのは、今から見ると低いレベルであっても楽しかった、というのもまた事実です。 次回の更新からは「早押し機職人・高畠操一さん」インタビュー、その後は新興の大学サークル「信州大学」を取り上げる予定です!お楽しみに! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト