2017年5月31日(水)、大阪府松原市に『クイズサロン・クイズマジカルエンパイア』がオープンしました。事前に内容は伺っていたものの、オープン当日の写真がTwitterなどのSNSにアップされてから、皆さんはどんな印象を持たれたでしょうか。
……というわけで、時間も都合もつきまして、オープン4日目の6月3日(土)に取材してきました。

事前情報では、「駅からとても近い」「歩いて5秒」というのですが……近鉄南大阪線・あべの橋駅(要はあべのハルカスのところ)から普通電車で20分ほど。窓から見えるのどかな風景の先に目的地の布忍(ぬのせ)駅がありました。
電車で降りて改札口を出ようとすると……もう見えるじゃないですか。
これにはさすがにびっくり。この立地条件をよく見つけたなぁというのが正直な感想です。

さて、お店の前にいざ立ってみると、そこはかとなく出てく「胡散くささ」……。それを象徴する看板がこちら。

「結界」とは……? いったい何だ……?
どこからツッコミを入れていいのかもわからず、お店のドアをたたきました。

「こんにちはー!いらっしゃいませー!!」

明るく応対してくれたのは、マスターの持多待足(もちだ・またし)さん(以下、またしさん)。
SNSに上がっていた時の格好は、インド人風?の姿をしていましたが、今日はさらにパワーアップして、フリルの服でお出迎えです。

フランシス先生だけど、持ってるのは「Answer×Answer」のボタン

――またしさん、その服はどうされたんですか?
今日はフランシス先生の格好をしてみました。近くのリサイクルショップで390円で売ってたんで、つい買っちゃいました。

どうも、『クイズマジックアカデミー』(以下『QMA』)のキャラクターのコスプレをしたかったようですが、しょっぱなから笑いが止まりません。
お店を見回すと、まず入り口すぐ左手にはアーケードゲームの筐体が。『子育てクイズ マイエンジェル2』。懐かしすぎる!(笑)

――これは、もともと持っていたんですか?
いえ、これはもともとゲームセンター店員だった方が基盤をお持ちで、寄贈していただいたんですよ。

さすが「クイズサロン」。こういうこだわりもあるようです。せっかくなので、100円投入してチャレンジ。双子の名前の選択肢に「哲哉と朋美」。時代を感じたのは言うまでもなく(小室と華原?)。
さっそくチャレンジするものの、5歳であえなくゲームオーバー。いや~難しい!でも、なつかしい。昔は、よくコンティニューをしたものです。

ドリンクを注文しようと、席に座りメニューを見させていただくと……マスター手書きのメニュー表が……

「ピーチ革命」「カラフル」「ベリーU」が気になる

――いやいや(笑)開店4日目ですよね? 何ですか、この塗りつぶしはどうしたんですか?
いやー、自分めんどくさくなって。自分、こういう文字を書くのが本当に苦手なんですよ。

もう、言葉が出ません……。気を取り直し、早速インタビューです。

――何で、このようなお店を立ち上げようと思ったんですか?
昔から、クイズ番組が大好きでよく見ていました。数年前からは『QMA』や『Answer×Answer』をするようになって、どんどんハマっていったんですけど、昨年春ごろからクイズサークルに参加するようになり、「日頃からクイズをしたい」「お酒などを飲みながらできるお店はできないか」と思ったんです。
そのためにいろいろ調べて、昨年7月に食品衛生管理士の資格を取りました。

――そうですか……。一念発起ですよね!
いろいろな仕事をしてきたんですけど、ぜひやってみたい!と思いました。でも、開店するまでが大変だったんですけどね。

当時、またしさんは津市在住。お店に掲げられている食品衛生管理者の札も三重県のものでした。

――なぜ、ここ布忍に?
お店を開くにあたり、やっぱり人口が多い大阪が良いのかなと思いました。たまたまなんですが、知り合いがこの近辺に住んでいて、何度か布忍に来たことがあるんですが、この場所がちょうど空いていたのでお話を聞いて、決めさせてもらいました。

――何ともすごい決断力。なかなかパワーがないと無理と思いますが……。お店を開店するまでに、大変だったことは何ですか?
本当に予算があまりない状態だったので、コップひとつそろえるのも大変でした。あと、前に入っていた方が離れて2年ほど手つかずの状態だったので、壁とか棚などのペンキ塗りや組み立て作業がしんどかったですね。でもわからないなりに、一生懸命させてもらいました。

「白に統一した」「壁などすべて自分で塗り直し」、この作業だけでも2カ月はかかってしまったそうです。

次回予告:魔法の帝国は、早押し機も他とは一味違う? 第2回「早押し機はどこで?」はこちら!

【文責:蒼沢祐季(あおさわ・ゆき)】


【クイズサロン・クイズマジカルエンパイア】

(1) 「なぜ、こんなところにお店を!?」  (当記事)
(2) 「早押し機はどこで?」「飲食メニューは?」
(3) 「店のコンセプトについて」

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/QME_1-1024x765.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/QME_1-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートその他リポート2017年5月31日(水)、大阪府松原市に『クイズサロン・クイズマジカルエンパイア』がオープンしました。事前に内容は伺っていたものの、オープン当日の写真がTwitterなどのSNSにアップされてから、皆さんはどんな印象を持たれたでしょうか。 ……というわけで、時間も都合もつきまして、オープン4日目の6月3日(土)に取材してきました。 事前情報では、「駅からとても近い」「歩いて5秒」というのですが……近鉄南大阪線・あべの橋駅(要はあべのハルカスのところ)から普通電車で20分ほど。窓から見えるのどかな風景の先に目的地の布忍(ぬのせ)駅がありました。 電車で降りて改札口を出ようとすると……もう見えるじゃないですか。 これにはさすがにびっくり。この立地条件をよく見つけたなぁというのが正直な感想です。 さて、お店の前にいざ立ってみると、そこはかとなく出てくる「胡散くささ」……。それを象徴する看板がこちら。 「結界」とは……? いったい何だ……? どこからツッコミを入れていいのかもわからず、お店のドアをたたきました。 「こんにちはー!いらっしゃいませー!!」 明るく応対してくれたのは、マスターの持多待足(もちだ・またし)さん(以下、またしさん)。 SNSに上がっていた時の格好は、インド人風?の姿をしていましたが、今日はさらにパワーアップして、フリルの服でお出迎えです。 ――またしさん、その服はどうされたんですか? 今日はフランシス先生の格好をしてみました。近くのリサイクルショップで390円で売ってたんで、つい買っちゃいました。 どうも、『クイズマジックアカデミー』(以下『QMA』)のキャラクターのコスプレをしたかったようですが、しょっぱなから笑いが止まりません。 お店を見回すと、まず入り口すぐ左手にはアーケードゲームの筐体が。『子育てクイズ マイエンジェル2』。懐かしすぎる!(笑) ――これは、もともと持っていたんですか? いえ、これはもともとゲームセンター店員だった方が基盤をお持ちで、寄贈していただいたんですよ。 さすが「クイズサロン」。こういうこだわりもあるようです。せっかくなので、100円投入してチャレンジ。双子の名前の選択肢に「哲哉と朋美」。時代を感じたのは言うまでもなく(小室と華原?)。 さっそくチャレンジするものの、5歳であえなくゲームオーバー。いや~難しい!でも、なつかしい。昔は、よくコンティニューをしたものです。 ドリンクを注文しようと、席に座りメニューを見させていただくと……マスター手書きのメニュー表が…… ――いやいや(笑)開店4日目ですよね? 何ですか、この塗りつぶしはどうしたんですか? いやー、自分めんどくさくなって。自分、こういう文字を書くのが本当に苦手なんですよ。 もう、言葉が出ません……。気を取り直し、早速インタビューです。 ――何で、このようなお店を立ち上げようと思ったんですか? 昔から、クイズ番組が大好きでよく見ていました。数年前からは『QMA』や『Answer×Answer』をするようになって、どんどんハマっていったんですけど、昨年春ごろからクイズサークルに参加するようになり、「日頃からクイズをしたい」「お酒などを飲みながらできるお店はできないか」と思ったんです。 そのためにいろいろ調べて、昨年7月に食品衛生管理士の資格を取りました。 ――そうですか……。一念発起ですよね! いろいろな仕事をしてきたんですけど、ぜひやってみたい!と思いました。でも、開店するまでが大変だったんですけどね。 当時、またしさんは津市在住。お店に掲げられている食品衛生管理者の札も三重県のものでした。 ――なぜ、ここ布忍に? お店を開くにあたり、やっぱり人口が多い大阪が良いのかなと思いました。たまたまなんですが、知り合いがこの近辺に住んでいて、何度か布忍に来たことがあるんですが、この場所がちょうど空いていたのでお話を聞いて、決めさせてもらいました。 ――何ともすごい決断力。なかなかパワーがないと無理と思いますが……。お店を開店するまでに、大変だったことは何ですか? 本当に予算があまりない状態だったので、コップひとつそろえるのも大変でした。あと、前に入っていた方が離れて2年ほど手つかずの状態だったので、壁とか棚などのペンキ塗りや組み立て作業がしんどかったですね。でもわからないなりに、一生懸命させてもらいました。 「白に統一した」「壁などすべて自分で塗り直し」、この作業だけでも2カ月はかかってしまったそうです。 次回予告:魔法の帝国は、早押し機も他とは一味違う? 第2回「早押し機はどこで?」はこちら! 【文責:蒼沢祐季(あおさわ・ゆき)】 【クイズサロン・クイズマジカルエンパイア】 (1) 「なぜ、こんなところにお店を!?」  (当記事) (2) 「早押し機はどこで?」「飲食メニューは?」 (3) 「店のコンセプトについて」クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト