クイズコレクション12」特集、最終回となる今回は、スタッフの方にお話を伺いました。

――今回、取材に応じて頂ける方のお名前を教えてください。ハンドルネームで出したい場合はそちらをお書きください。

みけねこ堂の一員で横山と申します。よろしくお願いします。

――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか?

週に何本も放送されていた30分のクイズ番組がきっかけなのですが、最初は観ていてたまに「あ、この問題わかった」という部分が心を刺激したのだと思います。
しかし次第に、(当時はクイズに限らず他のジャンルの番組でもそうでしたが)番組自体のシンプルかつスピーディーな進行がなんだか心地良いぞと思うようになりました。
……といっても当時はそんな客観的な分析などできず、ただ受動的に楽しんでいただけでしたが。

「みけねこ堂」スタッフの横山さん(右)

――このような「初心者向け」イベントをやろうと思ったきっかけを教えてください。

もともとクイズで何かやれないかな、大袈裟に言えば「自分がこれまで享受したクイズの楽しみや魅力を“還元”できないかなぁ」と漠然と思っていたのですが、
そこへ「クイズのイベントをやらないか?」と声を掛けてくれた人がいまして。
じゃあやってみましょう、よろしくお願いしますということで動き出したのがきっかけです。

――前半の初心者向け「Sweet」と、後半の経験者向け「Bitter」に分かれています。分けようと思ったきっかけを教えてください。

初心者の方を考慮して……と言いたいところですが、最初は「効率的に収益を上げるには?」というところからきました。
「クイズイベント」と銘打ってそれ相応の料金をいただく以上、例えばクイズサークルの例会のような“カジュアルな場所”ではなく“らしい場所”でやらなくてはいけない。となると会場費がかかるわけですね。
じゃあ1日まるまる借りて2部構成でやればいいじゃないか、せっかく2部にするなら別々のものを提供すれば……となり、初心者向け/経験者向けに分けるという策にたどり着いたわけです。

――初心者の方向けに出すにあたり、問題面で気を配っている点はありますか?

一にも二にも難易度ですね。スルーが続くとクイズが進行しませんし、なにより場が冷えていきます。
結果的にスルーになっても心のどこかに引っかかる問題、取っ掛かりのある問題を出せるようにと心掛けています。
あとは(昔からある)「ベタ」を意図的に混ぜています。今は初耳だったり馴染みのない答えでもそのうち「あっ、以前クイズコレクションで……」と思って「!」となっていただければ。

――それでは、形式面ではいかがでしょうか?

クイズコレクションの形式は常に「シンプルかつ奥が深い」、そして「一枚乗せる」を心掛けています。
とはいえ初心者向けのSweetではシンプルさ、わかりやすさをより重視します。
最初から凝ったものをやるより「押した!正解した!」などの根源的な欲求を満たしてあげられたらと思うのです。

――「初心者の方にとって入りやすい雰囲気作り」という点で、特に意識している点はありますか?

サークルではなく一期一会のイベントなのですが、どうしてもやっていくうちに「内輪の空気」形成されます。
それ自体は構造的に不可避なのですが、なるべくその空気をこちらから醸し出さないようには心掛けています。

――参加者の方からの反応で、印象的なものがありましたらご教示ください。

毎回アンケートを書いていただいているのですが、そこでの感想やご指摘はこちら側が思っていることとほぼ同じなんですね。
うまくいったところ、失敗したところ、ウケた問題等々……。
初心者向けでいうと「参加してよかった、また来たい」と書いてもらえる事が多くありがたいのですが、「問題が難しかった」という意見もいくらかいただきます。
難易度というのはこれ!という答えがないのは重々承知ですが、それでもまだまだ鍛錬が必要ですね。

――今後、みけねこ堂さんとして「こんなことをやってみたい」というものがありましたらご教示ください。

今は大阪と京都で一か所ずつ“いつもの場所”で開催していますが、そこでの開催でも大事にしつつ、他の場所でもやってみたいですね。
「なんかオシャレな場所やなぁ」や「えっ、こんなところでクイズ?」というシチュエーションを模索しています。
それでいて参加へのハードルは限りなく下げられたらなと、こちらも模索中です。

私も取材したとき「えっ、こんなところでクイズ?」と思いました。

――ありがとうございました!

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2019/04/DSC_00832-1024x576.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2019/04/DSC_00832-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートイベントリポート「クイズコレクション12」特集、最終回となる今回は、スタッフの方にお話を伺いました。 ――今回、取材に応じて頂ける方のお名前を教えてください。ハンドルネームで出したい場合はそちらをお書きください。 みけねこ堂の一員で横山と申します。よろしくお願いします。 ――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか? 週に何本も放送されていた30分のクイズ番組がきっかけなのですが、最初は観ていてたまに「あ、この問題わかった」という部分が心を刺激したのだと思います。 しかし次第に、(当時はクイズに限らず他のジャンルの番組でもそうでしたが)番組自体のシンプルかつスピーディーな進行がなんだか心地良いぞと思うようになりました。 ……といっても当時はそんな客観的な分析などできず、ただ受動的に楽しんでいただけでしたが。 ――このような「初心者向け」イベントをやろうと思ったきっかけを教えてください。 もともとクイズで何かやれないかな、大袈裟に言えば「自分がこれまで享受したクイズの楽しみや魅力を“還元”できないかなぁ」と漠然と思っていたのですが、 そこへ「クイズのイベントをやらないか?」と声を掛けてくれた人がいまして。 じゃあやってみましょう、よろしくお願いしますということで動き出したのがきっかけです。 ――前半の初心者向け「Sweet」と、後半の経験者向け「Bitter」に分かれています。分けようと思ったきっかけを教えてください。 初心者の方を考慮して……と言いたいところですが、最初は「効率的に収益を上げるには?」というところからきました。 「クイズイベント」と銘打ってそれ相応の料金をいただく以上、例えばクイズサークルの例会のような“カジュアルな場所”ではなく“らしい場所”でやらなくてはいけない。となると会場費がかかるわけですね。 じゃあ1日まるまる借りて2部構成でやればいいじゃないか、せっかく2部にするなら別々のものを提供すれば……となり、初心者向け/経験者向けに分けるという策にたどり着いたわけです。 ――初心者の方向けに出すにあたり、問題面で気を配っている点はありますか? 一にも二にも難易度ですね。スルーが続くとクイズが進行しませんし、なにより場が冷えていきます。 結果的にスルーになっても心のどこかに引っかかる問題、取っ掛かりのある問題を出せるようにと心掛けています。 あとは(昔からある)「ベタ」を意図的に混ぜています。今は初耳だったり馴染みのない答えでもそのうち「あっ、以前クイズコレクションで……」と思って「!」となっていただければ。 ――それでは、形式面ではいかがでしょうか? クイズコレクションの形式は常に「シンプルかつ奥が深い」、そして「一枚乗せる」を心掛けています。 とはいえ初心者向けのSweetではシンプルさ、わかりやすさをより重視します。 最初から凝ったものをやるより「押した!正解した!」などの根源的な欲求を満たしてあげられたらと思うのです。 ――「初心者の方にとって入りやすい雰囲気作り」という点で、特に意識している点はありますか? サークルではなく一期一会のイベントなのですが、どうしてもやっていくうちに「内輪の空気」形成されます。 それ自体は構造的に不可避なのですが、なるべくその空気をこちらから醸し出さないようには心掛けています。 ――参加者の方からの反応で、印象的なものがありましたらご教示ください。 毎回アンケートを書いていただいているのですが、そこでの感想やご指摘はこちら側が思っていることとほぼ同じなんですね。 うまくいったところ、失敗したところ、ウケた問題等々……。 初心者向けでいうと「参加してよかった、また来たい」と書いてもらえる事が多くありがたいのですが、「問題が難しかった」という意見もいくらかいただきます。 難易度というのはこれ!という答えがないのは重々承知ですが、それでもまだまだ鍛錬が必要ですね。 ――今後、みけねこ堂さんとして「こんなことをやってみたい」というものがありましたらご教示ください。 今は大阪と京都で一か所ずつ“いつもの場所”で開催していますが、そこでの開催でも大事にしつつ、他の場所でもやってみたいですね。 「なんかオシャレな場所やなぁ」や「えっ、こんなところでクイズ?」というシチュエーションを模索しています。 それでいて参加へのハードルは限りなく下げられたらなと、こちらも模索中です。 ――ありがとうございました! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト