高校大学のクイズ研設立ラッシュに比べると数はおとなし目ですが、「地域のクイズサークル」も増えつつあります。
今回は、さらに今後新しいサークルが立ち上がるときの参考になれば……という考えから、ここ1-2年に立ちあがったサークルにお話しをお伺いしました。
まず、高校生ながらサークルを立ち上げ引っ張る、「浜松クイズの会」のシャルさんに話を伺いました。

――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか?

6年前ぐらいにクイズマジックアカデミーをプレイしたのが最初のきっかけだったと思います。
クイズを本格的に始めるきっかけになったのは2017年開催の賢押杯altの名古屋でした。

――設立のきっかけは、どんな経緯でしたか?

もともとは僕が「近場でクイズがしたい」と言ったのがきっかけです。
当時、静岡県には静岡市以外にクイズサークルがなかったので、僕が浜松で作りたいと言ったら様々な人が協力してくれました。
設立の決め手となったのは2017年に開催された「don-dawn/いちばん星」の時の宣伝タイムです。あの宣伝で僕の中で「絶対に作ろう」という意志が固まりました。

――会員はどのようにして集めましたか?

今でこそ静大のクイ研でクイズをした人がウチにも来ることがありましたが、当時(2017年6月ぐらい)はもともと静岡でクイズをしていた学生が(多分ですが)僕ぐらいしかいなかったこともあり、実は学生は僕含め3人ぐらいしか定着して来る人がいなかったと思います。
最近では、高校生が何人か来てくれたり、静大生も4人ぐらい来てくれるので一安心してます。

――早押し機は、どのようにして取得しましたか?

浜松専用の早押し機は持ってないです。
先日Quiz Doでも登場していた壯庭回先生が「大マジカル頭脳パワー!!オープンスペシャル」で使用しているフットスイッチを、静岡の3つのクイズサークル(浜松、SDQC駿東クイズスクエア)で回し回しで使ってます。

――企画の分担は、どのようにして決めていますか?

掲示板で企画を持ってこれる人を募り、当日に事前に教えてもらった企画内容、企画で使用する道具を元に、例会の時間割を決めています。
例会の最後には「Steps」を行っています。(StepsのルールについてはSDQCさんのサイトに書いてあるのでぜひ!)

Stepsの模様。すごい接戦……。

――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか?

折り入って心がけていることはありませんが、僕の企画に関しては「誰でもやろうと思えば正解でき、皆が笑い合いながらクイズできる」企画にしようと心がけております。やはり、例会に参加してくれてる人全員が正解して、全員が笑って楽しんで余韻に浸って帰ってもらいたいのでその部分は最も重視しています。

――特に「初心者の方」への対応について、心がけていることはありますか?

クイズ的な対応としては、できる限り少し難易度が低い問題を出すことを心がけています。
クイズ以外で重視していることは、積極的に初心者の方に話しかけることです。初心者の方は、普段例会に参加してる人と違い、同じクイズをしている人との交流が少ないと思いますし、例会に参加するときに多少緊張してると思います。でも、やっぱり「話す」ことってとても大事なことだと思っていて、少し一緒に話すだけでも緊張もほぐれると思いますし、それによる参加者間の交流もできます。

――運営にあたり、大変なことはありますか?

日程の確認ですね。
最近では静岡にもクイズサークルが増えてきており、県内のサークルの例会と日程が被らないように例会を開催しなければならないのでそれが大変です。

――この1年活動してみて、外部サービスやサイトなどで、「こういうものがあったらもっと充実できた/楽に運営できた」というものがあったら教えてください。

とりあえずはないです。最近は僕だけでなく参加者の皆さんも運営に協力してくれているのでうれしい限りです。

――今後の目標がありましたら教えてください。

参加した後に参加者全員から「今日楽しかった!」って言ってもらえるようなクイズサークルになっていけたらなと思います。

――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。

需要があるかとか、参加者が来るかとか、最初はそんな細かいこと考えなくていいです。まずは「僕(私)はクイズサークルを作りたい!」という想いを様々な場所で伝えてみましょう。すると、自然に協力してくれる人も現れると思いますし、参加者も増えると思います。
もうお先真っ暗でもいいからまずは作りましょう!話はそれからです。

――ありがとうございました!

次回は和歌山クイズサークル「よんななの会」にお話しを伺います!

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/12/kVIBD8WR-1024x768.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/12/kVIBD8WR-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・一般高校・大学のクイズ研設立ラッシュに比べると数はおとなし目ですが、「地域のクイズサークル」も増えつつあります。 今回は、さらに今後新しいサークルが立ち上がるときの参考になれば……という考えから、ここ1-2年に立ちあがったサークルにお話しをお伺いしました。 まず、高校生ながらサークルを立ち上げ引っ張る、「浜松クイズの会」のシャルさんに話を伺いました。 ――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか? 6年前ぐらいにクイズマジックアカデミーをプレイしたのが最初のきっかけだったと思います。 クイズを本格的に始めるきっかけになったのは2017年開催の賢押杯altの名古屋でした。 ――設立のきっかけは、どんな経緯でしたか? もともとは僕が「近場でクイズがしたい」と言ったのがきっかけです。 当時、静岡県には静岡市以外にクイズサークルがなかったので、僕が浜松で作りたいと言ったら様々な人が協力してくれました。 設立の決め手となったのは2017年に開催された「don-dawn/いちばん星」の時の宣伝タイムです。あの宣伝で僕の中で「絶対に作ろう」という意志が固まりました。 ――会員はどのようにして集めましたか? 今でこそ静大のクイ研でクイズをした人がウチにも来ることがありましたが、当時(2017年6月ぐらい)はもともと静岡でクイズをしていた学生が(多分ですが)僕ぐらいしかいなかったこともあり、実は学生は僕含め3人ぐらいしか定着して来る人がいなかったと思います。 最近では、高校生が何人か来てくれたり、静大生も4人ぐらい来てくれるので一安心してます。 ――早押し機は、どのようにして取得しましたか? 浜松専用の早押し機は持ってないです。 先日Quiz Doでも登場していた壯庭回先生が「大マジカル頭脳パワー!!オープンスペシャル」で使用しているフットスイッチを、静岡の3つのクイズサークル(浜松、SDQC、駿東クイズスクエア)で回し回しで使ってます。 ――企画の分担は、どのようにして決めていますか? 掲示板で企画を持ってこれる人を募り、当日に事前に教えてもらった企画内容、企画で使用する道具を元に、例会の時間割を決めています。 例会の最後には「Steps」を行っています。(StepsのルールについてはSDQCさんのサイトに書いてあるのでぜひ!) ――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか? 折り入って心がけていることはありませんが、僕の企画に関しては「誰でもやろうと思えば正解でき、皆が笑い合いながらクイズできる」企画にしようと心がけております。やはり、例会に参加してくれてる人全員が正解して、全員が笑って楽しんで余韻に浸って帰ってもらいたいのでその部分は最も重視しています。 ――特に「初心者の方」への対応について、心がけていることはありますか? クイズ的な対応としては、できる限り少し難易度が低い問題を出すことを心がけています。 クイズ以外で重視していることは、積極的に初心者の方に話しかけることです。初心者の方は、普段例会に参加してる人と違い、同じクイズをしている人との交流が少ないと思いますし、例会に参加するときに多少緊張してると思います。でも、やっぱり「話す」ことってとても大事なことだと思っていて、少し一緒に話すだけでも緊張もほぐれると思いますし、それによる参加者間の交流もできます。 ――運営にあたり、大変なことはありますか? 日程の確認ですね。 最近では静岡にもクイズサークルが増えてきており、県内のサークルの例会と日程が被らないように例会を開催しなければならないのでそれが大変です。 ――この1年活動してみて、外部サービスやサイトなどで、「こういうものがあったらもっと充実できた/楽に運営できた」というものがあったら教えてください。 とりあえずはないです。最近は僕だけでなく参加者の皆さんも運営に協力してくれているのでうれしい限りです。 ――今後の目標がありましたら教えてください。 参加した後に参加者全員から「今日楽しかった!」って言ってもらえるようなクイズサークルになっていけたらなと思います。 ――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。 需要があるかとか、参加者が来るかとか、最初はそんな細かいこと考えなくていいです。まずは「僕(私)はクイズサークルを作りたい!」という想いを様々な場所で伝えてみましょう。すると、自然に協力してくれる人も現れると思いますし、参加者も増えると思います。 もうお先真っ暗でもいいからまずは作りましょう!話はそれからです。 ――ありがとうございました! 次回は和歌山クイズサークル「よんななの会」にお話しを伺います! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト