前回に引き続き、会長の鈴木涼介さん(3年)に話を伺いました。

――企画の分担は、どのようにして決めていますか?
企画は、最初のうちはなかなか通常の活動日には打つことができませんでした。参加人数の少なさが主な理由ですね。ただし、当サークルは夏と冬の長期休みに合宿(旅行)を行うので、行った先のホテルなどで夜企画を打つなどはしていました。
今年度に入ってからは、ようやく人数の安定期にも入ったこともあり、すでに何回か土日に企画が行われています。

――インカレ(他大学からも参加可能)というのが上智大学の特徴、と伺っています。学内のサークルだったのがインカレに変わったきっかけはどんな点だったんですか?
人数の少なさなどもあり、当時学内だけでは活動が成り立たなかったことが挙げられます。

――他大学の方に対しては、どのようにお声掛けしたんですか?また、大学生以外の方もいらっしゃるんですか?
サークル員ともともと知り合いだった人が多いです。大学生限定です。

――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか?
インカレということもあり、経験者が外部から入ってくることが多いです。そのため、現在の課題としては、学内の未経験者でもある新入生をどのようにサークルで楽しく活動させるかが挙げられます。私自身も、高校の頃クイズ研究会に所属していた経験者にあたるため、ついつい新入生を置いてきぼりにしてしまうことがあります。最近では、新入生限定の予習企画や、経験者にルールの縛りをつけたりなどして、なるべく新入生も押せる環境をつくるようにしています。

――サークル詳細に書かれている「初心者向けの予習企画」とは、どんなことをしてるんですか?
以前の『abc』や、あらかじめ出る問題を渡しておいて、早押しの速い先輩たちよりもさらに速く押せるようにしてあげる……などです。企画としては、それでちょうど上級生と新入生のレベルが同じぐらいになると考えています。

(イメージ画像:文中のサークルとは関係ありません) 撮影:ロバーツ

――高校の頃と雰囲気の違いを感じることはありますか?
高校の頃は、八千代松陰高校(千葉県)というところでクイズ研に入っていました。雰囲気の違いとしては、松陰はクイズの強さというよりも楽しむことを第一に、という感じですね。上智に関しては、楽しむ面ももちろんありますが、クイズの強さを追い求める点にウェイトが置かれている気がします。これは、メンバーが皆、ボタンを押し勝つ意志を持っている点で良いことだとは思いますが、やはりこの点は始めたての子にとってはとても辛いものであるように思われます。僕は、あまり押し勝てないので、辛いときもありますが、このサークルの在り方がダメだ、とか思ったことはないです。自然の流れで形成された雰囲気やサークルコンセプトが、本当のサークルの姿だと思うので。

――運営にあたり、大変なことはありますか?
昔はとにかく人数が少なかったため、とくにサークルの存続をかけた諸仕事(会議や書類提出など)を片付けるのがかなり大変だったと思います。私の前に会長を務めていた中田陽介さん(現4年)は、すべてにおいてまとめ役を担っていたのでかなり疲弊していましたね。

――特に「インカレサークル」ならではの大変さはありますか?
大変、とまではいかないのですが、サークル内で知らない人がいる状況が発生しているところが挙げられるかも知れません。特に、他大の人は、決まった曜日に来ることが多いので、そこの曜日にいる人だけで知り合っていく、そのような感じでサークルとして成り立っています。なので、土日企画で初めまして、なんてこともあったりしますね。交流会など開いて、サークル全体像の共有を図りたいところです。

 ――ありがとうございました!


【上智大学】

(1) 「ボランティアサークルのメンバーで、『クイ研って面白そうじゃない?』と半ば冗談で設立」

(2) 「新入生限定の予習企画や、経験者にルールの縛りをつけたりなどして、なるべく新入生も押せる環境をつくるようにしています。」(当記事)


【文責:神野芳治】
Quiz Do編集長、mono-series~クイズNo.1物知り決定戦&知の持ち寄りパーティー~主宰。
雑多な知識とクラフトビール・日本酒と大阪のスパイスカレーをこよなく愛する40歳。長野市在住。

私も高校時代にクイズ研を立ち上げました。
最近でもシンサクール蒲田など複数のサークルの立ち上げに参加しています。
「クイズをやってみたい」という人を、Quiz Doでの情報提供を通して応援していきます!

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/DSC_0044-1024x683.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/DSC_0044-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・大学前回に引き続き、会長の鈴木涼介さん(3年)に話を伺いました。 ――企画の分担は、どのようにして決めていますか? 企画は、最初のうちはなかなか通常の活動日には打つことができませんでした。参加人数の少なさが主な理由ですね。ただし、当サークルは夏と冬の長期休みに合宿(旅行)を行うので、行った先のホテルなどで夜企画を打つなどはしていました。 今年度に入ってからは、ようやく人数の安定期にも入ったこともあり、すでに何回か土日に企画が行われています。 ――インカレ(他大学からも参加可能)というのが上智大学の特徴、と伺っています。学内のサークルだったのがインカレに変わったきっかけはどんな点だったんですか? 人数の少なさなどもあり、当時学内だけでは活動が成り立たなかったことが挙げられます。 ――他大学の方に対しては、どのようにお声掛けしたんですか?また、大学生以外の方もいらっしゃるんですか? サークル員ともともと知り合いだった人が多いです。大学生限定です。 ――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか? インカレということもあり、経験者が外部から入ってくることが多いです。そのため、現在の課題としては、学内の未経験者でもある新入生をどのようにサークルで楽しく活動させるかが挙げられます。私自身も、高校の頃クイズ研究会に所属していた経験者にあたるため、ついつい新入生を置いてきぼりにしてしまうことがあります。最近では、新入生限定の予習企画や、経験者にルールの縛りをつけたりなどして、なるべく新入生も押せる環境をつくるようにしています。 ――サークル詳細に書かれている「初心者向けの予習企画」とは、どんなことをしてるんですか? 以前の『abc』や、あらかじめ出る問題を渡しておいて、早押しの速い先輩たちよりもさらに速く押せるようにしてあげる……などです。企画としては、それでちょうど上級生と新入生のレベルが同じぐらいになると考えています。 ――高校の頃と雰囲気の違いを感じることはありますか? 高校の頃は、八千代松陰高校(千葉県)というところでクイズ研に入っていました。雰囲気の違いとしては、松陰はクイズの強さというよりも楽しむことを第一に、という感じですね。上智に関しては、楽しむ面ももちろんありますが、クイズの強さを追い求める点にウェイトが置かれている気がします。これは、メンバーが皆、ボタンを押し勝つ意志を持っている点で良いことだとは思いますが、やはりこの点は始めたての子にとってはとても辛いものであるように思われます。僕は、あまり押し勝てないので、辛いときもありますが、このサークルの在り方がダメだ、とか思ったことはないです。自然の流れで形成された雰囲気やサークルコンセプトが、本当のサークルの姿だと思うので。 ――運営にあたり、大変なことはありますか? 昔はとにかく人数が少なかったため、とくにサークルの存続をかけた諸仕事(会議や書類提出など)を片付けるのがかなり大変だったと思います。私の前に会長を務めていた中田陽介さん(現4年)は、すべてにおいてまとめ役を担っていたのでかなり疲弊していましたね。 ――特に「インカレサークル」ならではの大変さはありますか? 大変、とまではいかないのですが、サークル内で知らない人がいる状況が発生しているところが挙げられるかも知れません。特に、他大の人は、決まった曜日に来ることが多いので、そこの曜日にいる人だけで知り合っていく、そのような感じでサークルとして成り立っています。なので、土日企画で初めまして、なんてこともあったりしますね。交流会など開いて、サークル全体像の共有を図りたいところです。  ――ありがとうございました! 【上智大学】 (1) 「ボランティアサークルのメンバーで、『クイ研って面白そうじゃない?』と半ば冗談で設立」 (2) 「新入生限定の予習企画や、経験者にルールの縛りをつけたりなどして、なるべく新入生も押せる環境をつくるようにしています。」(当記事) 【文責:神野芳治】 Quiz Do編集長、mono-series~クイズNo.1物知り決定戦&知の持ち寄りパーティー~主宰。 雑多な知識とクラフトビール・日本酒と大阪のスパイスカレーをこよなく愛する40歳。長野市在住。 私も高校時代にクイズ研を立ち上げました。 最近でもシンサクール蒲田など複数のサークルの立ち上げに参加しています。 「クイズをやってみたい」という人を、Quiz Doでの情報提供を通して応援していきます!クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト