前回に引き続き、和歌山「よんななの会」のてれすなさんにお話を伺いました。

――企画の分担は、どのようにして決めていますか?

「クイズに答える場」と同時に、「クイズを企画する・試す場」にもしていますので、1.5-2時間の企画枠を3枠設け、立候補制で担当してもらっています。プロジェクターを購入してからは、てれすなが映像系のクイズに凝ってしまい、それを見て来てくれる人もいますので、できるだけ一つはそのようなクイズをできるよう準備しております。企画枠が埋まらなくても、問題集の問題を使って、皆さんの知っている色んなルールを試しながら遊んでいる形です。
また、毎回「よんはちペーパー」という実力試しのペーパークイズを行っていますが、それは発起人の一人のnayutaさんがほとんどの問題を作成し、僕が印刷物に整えるという形を取っています。

――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか?

大人数になれば、団体戦にするなどにして、できるだけ皆が常時クイズに触れられるようには心がけています。団体戦の時のために、テレビ番組で見る様な大型ボタンを購入し、早押し機をカスタマイズしました。企画によっては難問が出ることもありますが、その場合、別の企画ではできるだけ気軽に押せるようなものにするなど、バランス感覚は大事にしたいとは思っております。
連想クイズや映像クイズ、音楽クイズなど、いわゆる「競技クイズ」にこだわる必要はなく、当サークルにその点を楽しみにして来てくれている人もいると考えてますし、そこを大きくアピールしてはいます。

趣向をこらしたさまざまなクイズが行われる「よんななの会」。Twitterを拝見する限り、毎回手が込んだ企画が多い印象があります。

――特に「初心者の方」への対応について、心がけていることはありますか?

事前に初心者の方が来るという情報を把握しておき、それに合わせた難易度の問題や企画を用意しています。例えば、早押しのフリバの場合、初心者だけの時間を作り、そこから少しずつ経験者を入れてフリバをするなど、「押す快感」と「押す慣れ」を覚えてもらうなどの方法をとっています。

今後は早押しだけでなく、ボードなどをうまく使い、「とっつきにくさ」を排除できるように心がけたいと思っています。

――運営にあたり、大変なことはありますか?

人数が多くなると、どうしても隅まで目配り・心配りができず、あとで後悔することはあります。
ただ、参加者には、他のサークルで運営されていたり、サークル活動に慣れている方も多く、全て滞りないように皆が協力して下さったり、経験の少ない方にアドバイスしてくれたりと、毎回一体感を感じながら例会を進めることができている印象です。
ですので、そういう点での苦労はほとんど感じたことが無いです。毎回主催者自身が楽しんでいます。

――今後の目標がありましたら教えてください。

今年2月には「よんななオープン」というクイズ大会も行います。「和歌山は遠い」と言われながらも、東北や九州から来て頂きますので、その方々に、「よんななの会」の空気を少しでも感じてもらえるよう、準備を進めていきたいです。

あとは、AQLなどの大会への参加、新たな若い学生さんとの交流、地元和歌山の方へのサークルの周知など、色々掲げたいこともあるのですが、もともとは「毎月地元・和歌山でクイズができたらなぁ」という軽い気持ちで始めたサークルですから、その気軽さを忘れず、全てはその延長でうまくやっていけたら、と思っています。

――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。

まだこちらも試行錯誤の途中ですので、偉そうなことは言えませんが・・・。
サークル活動に必要なのは、「人」と「道具」と「場所」だと考えています。その中でも、まずは人どうしが出会えば、次のステップが見えてくるんだと実感しました。人と繋がれば、解決できる問題もあるかもしれません。是非積極的にクイズ仲間と交流を持ってもらえればと思いますし、僕たちもそうしていきたいと思っています。

――ありがとうございました!

次回は「駿東クイズスクエア」さんにお話を伺います!

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2019/01/b7873938ecaf0deb8a9f7fecf82a01a4-1024x717.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2019/01/b7873938ecaf0deb8a9f7fecf82a01a4-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・一般前回に引き続き、和歌山「よんななの会」のてれすなさんにお話を伺いました。 ――企画の分担は、どのようにして決めていますか? 「クイズに答える場」と同時に、「クイズを企画する・試す場」にもしていますので、1.5-2時間の企画枠を3枠設け、立候補制で担当してもらっています。プロジェクターを購入してからは、てれすなが映像系のクイズに凝ってしまい、それを見て来てくれる人もいますので、できるだけ一つはそのようなクイズをできるよう準備しております。企画枠が埋まらなくても、問題集の問題を使って、皆さんの知っている色んなルールを試しながら遊んでいる形です。 また、毎回「よんはちペーパー」という実力試しのペーパークイズを行っていますが、それは発起人の一人のnayutaさんがほとんどの問題を作成し、僕が印刷物に整えるという形を取っています。 ――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか? 大人数になれば、団体戦にするなどにして、できるだけ皆が常時クイズに触れられるようには心がけています。団体戦の時のために、テレビ番組で見る様な大型ボタンを購入し、早押し機をカスタマイズしました。企画によっては難問が出ることもありますが、その場合、別の企画ではできるだけ気軽に押せるようなものにするなど、バランス感覚は大事にしたいとは思っております。 連想クイズや映像クイズ、音楽クイズなど、いわゆる「競技クイズ」にこだわる必要はなく、当サークルにその点を楽しみにして来てくれている人もいると考えてますし、そこを大きくアピールしてはいます。 ――特に「初心者の方」への対応について、心がけていることはありますか? 事前に初心者の方が来るという情報を把握しておき、それに合わせた難易度の問題や企画を用意しています。例えば、早押しのフリバの場合、初心者だけの時間を作り、そこから少しずつ経験者を入れてフリバをするなど、「押す快感」と「押す慣れ」を覚えてもらうなどの方法をとっています。 今後は早押しだけでなく、ボードなどをうまく使い、「とっつきにくさ」を排除できるように心がけたいと思っています。 ――運営にあたり、大変なことはありますか? 人数が多くなると、どうしても隅まで目配り・心配りができず、あとで後悔することはあります。 ただ、参加者には、他のサークルで運営されていたり、サークル活動に慣れている方も多く、全て滞りないように皆が協力して下さったり、経験の少ない方にアドバイスしてくれたりと、毎回一体感を感じながら例会を進めることができている印象です。 ですので、そういう点での苦労はほとんど感じたことが無いです。毎回主催者自身が楽しんでいます。 ――今後の目標がありましたら教えてください。 今年2月には「よんななオープン」というクイズ大会も行います。「和歌山は遠い」と言われながらも、東北や九州から来て頂きますので、その方々に、「よんななの会」の空気を少しでも感じてもらえるよう、準備を進めていきたいです。 あとは、AQLなどの大会への参加、新たな若い学生さんとの交流、地元和歌山の方へのサークルの周知など、色々掲げたいこともあるのですが、もともとは「毎月地元・和歌山でクイズができたらなぁ」という軽い気持ちで始めたサークルですから、その気軽さを忘れず、全てはその延長でうまくやっていけたら、と思っています。 ――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。 まだこちらも試行錯誤の途中ですので、偉そうなことは言えませんが・・・。 サークル活動に必要なのは、「人」と「道具」と「場所」だと考えています。その中でも、まずは人どうしが出会えば、次のステップが見えてくるんだと実感しました。人と繋がれば、解決できる問題もあるかもしれません。是非積極的にクイズ仲間と交流を持ってもらえればと思いますし、僕たちもそうしていきたいと思っています。 ――ありがとうございました! 次回は「駿東クイズスクエア」さんにお話を伺います! 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト