できて1年近くの新興の大学クイズ研特集・第2回はお茶の水女子大学です。会長のじんじんさんととくしまさんにお話しを伺いました。
なお「サークル詳細」もあわせてご覧ください。第1回(新潟大学)はこちら

――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか?

【じんじん】 もともと小学生の時からいろいろなクイズ番組(小学生時代によく見ていたのは『ネプリーグ』と『平成教育委員会』でした)を観ていてクイズは大好きでした。その後、『高校生クイズ』を見て、ある女性クイズプレイヤーさんがとてもかっこよくて、「私も中学で絶対やるんだ!」って思っていました(実際は母に「中学に入ってクイズやりたいなら、もっと受験勉強を頑張りなさい」と言われました)。

【とくしま】 会長にひたすら勧誘されたためです。

――大学入学以前にクイズ研究会所属の経験がありましたか?

【じんじん】 中高一貫校だったのですが、案の定、クイズ研究会がなく(同じ県の他の学校にあったので、てっきりあると思っていました)、中学1年生の時から友達を集めてクイズ研究会の創設運動をしつつ、クイズをしていました。結局、正式にクイズ研究同好会が創設されたのは高校2年生の時でしたが……。中高時代はクイズ研創設のほうが大変すぎて、「クイズをしていた」というよりは「創設運動をしていた」という記憶の方が強く残っています。

【とくしま】 全くありませんでした。

――設立のきっかけは、どんな経緯でしたか?

【じんじん】 中高時代にクイズ研を作ったのと、母に「クイズ研のない大学に入学したってことはクイズ研を作る運命なんじゃないの?」と言われたからです。実際、友達にも同じようなことを言われました(冗談だったのかもしれませんが……)。もともと、既存のクイズサークルにインカレでお邪魔することは決めていたので、クイズサークル創設はGWまでに会員集めのメドが付かなければ諦めるという制限を、自分で決めて作ることにしました。

【とくしま】 大学にクイズ研究会がないことを知らずに入学した会長が作りました。

――会員はどのようにして集めましたか?

【じんじん】 まず、上京してひとり暮らしを始めたばかりだったので、生活に慣れることが大変でした。それから、大学内に知り合いがまったくいなかったので友達づくりをしつつ、友達にクイズ研の勧誘をしていました。最初は「もうサークル決めた?」と聞き、最後に「クイズ研作ろうと思ってるんだけど入らない?」と聞いていました。あとはクイズ番組が好きな友達が入ってくれたり、ポスターを見て連絡を下さってそのまま入ってくれたりした方もいます。
もちろん、Twitterなどのネットでの情報発信も大事だと思いますが、ポスターを貼ったりビラを配るなどの地道な努力も必要だと思います。

【とくしま】 同じ学科の人に声をかけたり、学内にポスターを掲示したりしました。

――設立の際、周りの反応はどうでしたか?

【じんじん】 旧来の知り合いの間では「また作ったの?」という反応が一番多かった気がします。同じ学科の友達は応援してくれました(その応援がすごくありがたかったです)。

【とくしま】 周りはどうだったかわかりませんが、私は「酔狂な人もいるものだ」と思ってました。

――早押し機は、どのようにして取得しましたか?

【じんじん】 『早押しピンポンブー』を購入しました。今、父に頼んで早押し機を一緒に作っているので、学園祭までに導入したいです。

【とくしま】 会長が通販か東急ハンズで買ったと思います。

――普段の活動の企画の分担は、どのようにして決めていますか?

【じんじん】 新歓時の企画は適当に順番をふって、余った分は私がやっていました。

【とくしま】 なんとなくの順番ですかね……?

――学園祭などで早押しクイズ体験やクイズ大会などの企画はしましたか?

【じんじん】 クイズ経験者も初心者も参加できる『お茶杯』という大会を、『徽音祭』(きいんさい、お茶の水女子大の学園祭)で土日に1日1度ずつ開催しました。日曜日は約50人の方が参加してくださって大盛況でした。「来年も絶対来ます!」と言ってくださったり、差し入れを頂いたり……、本当に参加してくださった皆さんには感謝してもしきれないです(その他にも早押しクイズ体験なども企画しました)。

【とくしま】 徽音祭にて早押しクイズ体験と早押しクイズ大会を企画しました。想定よりたくさんの人に来ていただけました。

――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか?

【じんじん】 特に心がけていることはありませんが、たまたま会員の得意分野が分かれているので、それぞれの得意分野を提供しあっています。

【とくしま】 毎回お菓子を持参しています。

活動の模様。確かに右側にお菓子がある!

――運営にあたり、大変なことはありますか?(現在でも過去でも結構です)

【じんじん】 まず人数が少ないので、学園祭でのクイズ大会運営が大変でした。まさかこんなに大勢の方が来てくださるとは思っていなかったので、だいぶアタフタしていたと思います(開場した時に延々と参加者の方が入ってくるので驚きました)。
あとはクイズ研所属経験者ならわかると思うんですが、女の子にクイズ研入ってもらうことって、本当に大変です。最近の『東大王』効果で興味を持ってくれる方は多いのですが、「クイズって難しそう……」と敬遠されることもけっこうあって、本当に苦労しています。中高も女子校だったので、勧誘にだいぶ苦労しました。

【とくしま】 お茶大以外の学生が入構する際には、1週間前までに集会届を提出しなければならないことです。教授に押印していただかなければならないので、地味に辛いものがあります。

――この1年活動してみて、外部サービスやサイトなどで、「こういうものがあったらもっと充実できた/楽に運営できた」というものがあったら教えてください。

【とくしま】 大会以外で問題集を買える場所がもっとあればうれしいです。

――今後の目標がありましたら教えてください。

【じんじん】 まずは「公認サークル」にすることです。お茶大生10人以上が必須条件なので、それが大きな壁です。あとはいろいろな大学のクイズサークルさんと交流戦をやりたいですね……。ご連絡お待ちしています!

【とくしま】 3人以上に入会してもらうことです。

――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。

【じんじん】 まず中高に通っている人は今一度、本当にクイズ研を作る意味があるか考えてほしいです。決して否定しているわけではないのですが、特に私自身が中高が厳しく、クイズ研を作ることに苦労してあまりクイズができなかったからです。今ではネットクイズも発達しましたし、クイズを行う場所は学校以外にもたくさんあると思います。それでも「作りたい!」という人は応援しています大学に通っている方はぜひ頑張ってください。大学は1学年の人数がとても多いですし、クイズに興味を持ってくれる人もけっこういると思います。Twitterなどで積極的に情報発信してアピールをするといいと思います。Twitterで反応する人は少ないかもしれませんが、実際に見て活動を覗きに来てくれる人は意外に多いです。一緒に頑張りましょう!!!

【とくしま】 公認サークルになるために必要な人数などをきちんと確認することが大切だと思います。やる気さえあれば大概、なんとかなると思います。

――ありがとうございました!

【文責;神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/05/20180512223855-1024x768.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/05/20180512223855-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・大学できて1年近くの新興の大学クイズ研特集・第2回はお茶の水女子大学です。会長のじんじんさんととくしまさんにお話しを伺いました。 なお「サークル詳細」もあわせてご覧ください。第1回(新潟大学)はこちら! ――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか? 【じんじん】 もともと小学生の時からいろいろなクイズ番組(小学生時代によく見ていたのは『ネプリーグ』と『平成教育委員会』でした)を観ていてクイズは大好きでした。その後、『高校生クイズ』を見て、ある女性クイズプレイヤーさんがとてもかっこよくて、「私も中学で絶対やるんだ!」って思っていました(実際は母に「中学に入ってクイズやりたいなら、もっと受験勉強を頑張りなさい」と言われました)。 【とくしま】 会長にひたすら勧誘されたためです。 ――大学入学以前にクイズ研究会所属の経験がありましたか? 【じんじん】 中高一貫校だったのですが、案の定、クイズ研究会がなく(同じ県の他の学校にあったので、てっきりあると思っていました)、中学1年生の時から友達を集めてクイズ研究会の創設運動をしつつ、クイズをしていました。結局、正式にクイズ研究同好会が創設されたのは高校2年生の時でしたが……。中高時代はクイズ研創設のほうが大変すぎて、「クイズをしていた」というよりは「創設運動をしていた」という記憶の方が強く残っています。 【とくしま】 全くありませんでした。 ――設立のきっかけは、どんな経緯でしたか? 【じんじん】 中高時代にクイズ研を作ったのと、母に「クイズ研のない大学に入学したってことはクイズ研を作る運命なんじゃないの?」と言われたからです。実際、友達にも同じようなことを言われました(冗談だったのかもしれませんが……)。もともと、既存のクイズサークルにインカレでお邪魔することは決めていたので、クイズサークル創設はGWまでに会員集めのメドが付かなければ諦めるという制限を、自分で決めて作ることにしました。 【とくしま】 大学にクイズ研究会がないことを知らずに入学した会長が作りました。 ――会員はどのようにして集めましたか? 【じんじん】 まず、上京してひとり暮らしを始めたばかりだったので、生活に慣れることが大変でした。それから、大学内に知り合いがまったくいなかったので友達づくりをしつつ、友達にクイズ研の勧誘をしていました。最初は「もうサークル決めた?」と聞き、最後に「クイズ研作ろうと思ってるんだけど入らない?」と聞いていました。あとはクイズ番組が好きな友達が入ってくれたり、ポスターを見て連絡を下さってそのまま入ってくれたりした方もいます。 もちろん、Twitterなどのネットでの情報発信も大事だと思いますが、ポスターを貼ったりビラを配るなどの地道な努力も必要だと思います。 【とくしま】 同じ学科の人に声をかけたり、学内にポスターを掲示したりしました。 ――設立の際、周りの反応はどうでしたか? 【じんじん】 旧来の知り合いの間では「また作ったの?」という反応が一番多かった気がします。同じ学科の友達は応援してくれました(その応援がすごくありがたかったです)。 【とくしま】 周りはどうだったかわかりませんが、私は「酔狂な人もいるものだ」と思ってました。 ――早押し機は、どのようにして取得しましたか? 【じんじん】 『早押しピンポンブー』を購入しました。今、父に頼んで早押し機を一緒に作っているので、学園祭までに導入したいです。 【とくしま】 会長が通販か東急ハンズで買ったと思います。 ――普段の活動の企画の分担は、どのようにして決めていますか? 【じんじん】 新歓時の企画は適当に順番をふって、余った分は私がやっていました。 【とくしま】 なんとなくの順番ですかね……? ――学園祭などで早押しクイズ体験やクイズ大会などの企画はしましたか? 【じんじん】 クイズ経験者も初心者も参加できる『お茶杯』という大会を、『徽音祭』(きいんさい、お茶の水女子大の学園祭)で土日に1日1度ずつ開催しました。日曜日は約50人の方が参加してくださって大盛況でした。「来年も絶対来ます!」と言ってくださったり、差し入れを頂いたり……、本当に参加してくださった皆さんには感謝してもしきれないです(その他にも早押しクイズ体験なども企画しました)。 【とくしま】 徽音祭にて早押しクイズ体験と早押しクイズ大会を企画しました。想定よりたくさんの人に来ていただけました。 ――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか? 【じんじん】 特に心がけていることはありませんが、たまたま会員の得意分野が分かれているので、それぞれの得意分野を提供しあっています。 【とくしま】 毎回お菓子を持参しています。 ――運営にあたり、大変なことはありますか?(現在でも過去でも結構です) 【じんじん】 まず人数が少ないので、学園祭でのクイズ大会運営が大変でした。まさかこんなに大勢の方が来てくださるとは思っていなかったので、だいぶアタフタしていたと思います(開場した時に延々と参加者の方が入ってくるので驚きました)。 あとはクイズ研所属経験者ならわかると思うんですが、女の子にクイズ研入ってもらうことって、本当に大変です。最近の『東大王』効果で興味を持ってくれる方は多いのですが、「クイズって難しそう……」と敬遠されることもけっこうあって、本当に苦労しています。中高も女子校だったので、勧誘にだいぶ苦労しました。 【とくしま】 お茶大以外の学生が入構する際には、1週間前までに集会届を提出しなければならないことです。教授に押印していただかなければならないので、地味に辛いものがあります。 ――この1年活動してみて、外部サービスやサイトなどで、「こういうものがあったらもっと充実できた/楽に運営できた」というものがあったら教えてください。 【とくしま】 大会以外で問題集を買える場所がもっとあればうれしいです。 ――今後の目標がありましたら教えてください。 【じんじん】 まずは「公認サークル」にすることです。お茶大生10人以上が必須条件なので、それが大きな壁です。あとはいろいろな大学のクイズサークルさんと交流戦をやりたいですね……。ご連絡お待ちしています! 【とくしま】 3人以上に入会してもらうことです。 ――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。 【じんじん】 まず中高に通っている人は今一度、本当にクイズ研を作る意味があるか考えてほしいです。決して否定しているわけではないのですが、特に私自身が中高が厳しく、クイズ研を作ることに苦労してあまりクイズができなかったからです。今ではネットクイズも発達しましたし、クイズを行う場所は学校以外にもたくさんあると思います。それでも「作りたい!」という人は応援しています大学に通っている方はぜひ頑張ってください。大学は1学年の人数がとても多いですし、クイズに興味を持ってくれる人もけっこういると思います。Twitterなどで積極的に情報発信してアピールをするといいと思います。Twitterで反応する人は少ないかもしれませんが、実際に見て活動を覗きに来てくれる人は意外に多いです。一緒に頑張りましょう!!! 【とくしま】 公認サークルになるために必要な人数などをきちんと確認することが大切だと思います。やる気さえあれば大概、なんとかなると思います。 ――ありがとうございました! 【文責;神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト