この1年、全国の中学・高校・大学で多くのクイズサークルが結成されました。そんな新生サークルの参考になるべく、できて1年近くの新興の大学クイズ研にお話しを伺いました。
まず初回は、2017年設立の新潟大学・平山一帆さんです。なお「サークル詳細」もあわせてご覧ください。

――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか?

小学生のころから、『平成教育委員会』『ヘキサゴンII』『IQサプリ』『Qさま』『高校生クイズ』のようなクイズ番組を見たり、高校生クイズの新潟県予選を見に行ったりして楽しんでいました。それで高校に入ってクイズ研究会に入部しようと思いました。

――大学入学以前にクイズ研究会所属の経験がありましたか?

新潟高校のクイズ研究会に所属していました。同級生には中学から競技クイズを始めた人もいて、自分たちの世代は活発的だったと思います。具体的には、初めて泊まりで合宿をやったり、大会を開いたりしました。あとは一部の部員は、高校生クイズや『エコノミクス甲子園』全国大会、Qさまに出場したりしました。

――設立のきっかけは、どんな経緯でしたか?

きっかけはあまり覚えていないのですが、高2の1月に参加させていただいた県立浦和高校さんの例会はそのひとつかもしれません。新潟でやっているクイズとは違う、別のタイプの競技クイズを知った、そんな感じです。「こういうクイズもやってみたい」と思いました。
それで、大学に行ってもクイズをしようと思い、同じクイ研だった同級生も進学することになったので、2人いればすぐ作れるだろうと思い、設立しました。

――会員はどのようにして集めましたか?

まず前述のとおり、たまたま同じクイ研だった同級生が同じ大学に進学しました。
また、学部の自己紹介でクイ研を作りたい、という話をしたらたまたまクイズをしたいという人が現れてくれました。この部員はTwitterとかはしない人で、同じ学部の同じクラスじゃないと今まで出会わなかったかもしれないので、結構な奇跡だったと思います。
他には、Twitterアカウントを作って呼びかけたりして、それに反応して入部してくれた方もいます。

――設立の際、周りの反応はどうでしたか?

大学内とクイズ界、ともに最初は「反応なし」という感じでした。
今はクイズ界ではそれなりに認知度が上がっている……と思いたいですが、大学内ではまだまだ認知度が低いと思うので、学内向けの活動もしていきたいと思います。

――早押し機は、どのようにして取得しましたか?

現在は、母校の新潟高校にあった、使っていない早押し機を借りています。4人用なので、昨年度は人数的にちょうどよかったです。
今年1月に早押し機を購入しまして、5月中には届く予定です。

ホワイトボードにあるように、新潟県内の高校・大学サークルで「新潟クイズ連合」、新興4サークルで「若葉会」を結成するなど交流も盛んです。

――普段の活動の企画の分担は、どのようにして決めていますか?

1年目は大学内での企画は自分が1回し、あとは7月と11月に外部大会を開きました。部内企画はそれほどやりませんでした。
そもそも企画自体、そんなにやるものだと認識していなかったのですが、他サークルの活動の様子を見ると、結構な頻度で行うものと分かったので、今年度は月に1回(10月、3月を除く)部内企画をやることをここで宣言します。

――学園祭などで早押しクイズ体験やクイズ大会などの企画はしましたか?

『新大祭』(新潟大学の学園祭)で早押しクイズ体験、クイズ大会、ペーパークイズといった企画をやりました。
クイズ大会やペーパークイズはあまり受けなかったので、今年度はもっと練った企画をやりたいと思います。

――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか?

質問の意味からやや外れるかもしれませんが、問題集を使ってフリバをするとき、ただ読んで答えたり「7〇3×」のようなオーソドックスなものにしたりする以外に、すごろくやポケモンカード、ワードバスケットなどを使った特殊なルールを取り入れています。これらのルールはだいたい運要素が入るので、それほど正解をしていなくても勝つことがあります。こんな感じで、クイズを楽しむことも強くなることと同率に考えています。

企画の模様。た、たしかに机の上にポケモンボールらしきものが……。

――運営にあたり、大変なことはありますか?

部員全員がサークルを掛け持ちしているので、だいたい3人くらいしか集まらないことです。
現在は5人中2人が新潟大学医学部で最も大変といわれる2年生なので、新入部員を入れないと、最悪の場合は活動できない危機的状況にあります。

――今後の目標がありましたら教えてください。

とりあえず部員を2桁にしたいです。少ないと普段の活動がやりにくいところがありますので。
また、『AQL』や『abc』、『EQIDEN』のような大きなイベントでもよりよい結果を残せるようになりたいです。

――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。

クイズに興味を持っている人はどこの大学・高校・県にも一定数いるのではないかと思います。そういった層を何とか引き込みましょう。

――ありがとうございました!

【文責;神野芳治、神野莉子】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/05/1524895860038-579x1024.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/05/1524895860038-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートサークルリポート・大学この1年、全国の中学・高校・大学で多くのクイズサークルが結成されました。そんな新生サークルの参考になるべく、できて1年近くの新興の大学クイズ研にお話しを伺いました。 まず初回は、2017年設立の新潟大学・平山一帆さんです。なお「サークル詳細」もあわせてご覧ください。 ――まず、取材に応じて頂ける方ご自身についてお伺いします。もともとクイズに興味を持ったきっかけってどんなところだったんですか? 小学生のころから、『平成教育委員会』『ヘキサゴンII』『IQサプリ』『Qさま』『高校生クイズ』のようなクイズ番組を見たり、高校生クイズの新潟県予選を見に行ったりして楽しんでいました。それで高校に入ってクイズ研究会に入部しようと思いました。 ――大学入学以前にクイズ研究会所属の経験がありましたか? 新潟高校のクイズ研究会に所属していました。同級生には中学から競技クイズを始めた人もいて、自分たちの世代は活発的だったと思います。具体的には、初めて泊まりで合宿をやったり、大会を開いたりしました。あとは一部の部員は、高校生クイズや『エコノミクス甲子園』全国大会、Qさまに出場したりしました。 ――設立のきっかけは、どんな経緯でしたか? きっかけはあまり覚えていないのですが、高2の1月に参加させていただいた県立浦和高校さんの例会はそのひとつかもしれません。新潟でやっているクイズとは違う、別のタイプの競技クイズを知った、そんな感じです。「こういうクイズもやってみたい」と思いました。 それで、大学に行ってもクイズをしようと思い、同じクイ研だった同級生も進学することになったので、2人いればすぐ作れるだろうと思い、設立しました。 ――会員はどのようにして集めましたか? まず前述のとおり、たまたま同じクイ研だった同級生が同じ大学に進学しました。 また、学部の自己紹介でクイ研を作りたい、という話をしたらたまたまクイズをしたいという人が現れてくれました。この部員はTwitterとかはしない人で、同じ学部の同じクラスじゃないと今まで出会わなかったかもしれないので、結構な奇跡だったと思います。 他には、Twitterアカウントを作って呼びかけたりして、それに反応して入部してくれた方もいます。 ――設立の際、周りの反応はどうでしたか? 大学内とクイズ界、ともに最初は「反応なし」という感じでした。 今はクイズ界ではそれなりに認知度が上がっている……と思いたいですが、大学内ではまだまだ認知度が低いと思うので、学内向けの活動もしていきたいと思います。 ――早押し機は、どのようにして取得しましたか? 現在は、母校の新潟高校にあった、使っていない早押し機を借りています。4人用なので、昨年度は人数的にちょうどよかったです。 今年1月に早押し機を購入しまして、5月中には届く予定です。 ――普段の活動の企画の分担は、どのようにして決めていますか? 1年目は大学内での企画は自分が1回し、あとは7月と11月に外部大会を開きました。部内企画はそれほどやりませんでした。 そもそも企画自体、そんなにやるものだと認識していなかったのですが、他サークルの活動の様子を見ると、結構な頻度で行うものと分かったので、今年度は月に1回(10月、3月を除く)部内企画をやることをここで宣言します。 ――学園祭などで早押しクイズ体験やクイズ大会などの企画はしましたか? 『新大祭』(新潟大学の学園祭)で早押しクイズ体験、クイズ大会、ペーパークイズといった企画をやりました。 クイズ大会やペーパークイズはあまり受けなかったので、今年度はもっと練った企画をやりたいと思います。 ――会員みんなが楽しめるよう、何か心がけていることはありますか? 質問の意味からやや外れるかもしれませんが、問題集を使ってフリバをするとき、ただ読んで答えたり「7〇3×」のようなオーソドックスなものにしたりする以外に、すごろくやポケモンカード、ワードバスケットなどを使った特殊なルールを取り入れています。これらのルールはだいたい運要素が入るので、それほど正解をしていなくても勝つことがあります。こんな感じで、クイズを楽しむことも強くなることと同率に考えています。 ――運営にあたり、大変なことはありますか? 部員全員がサークルを掛け持ちしているので、だいたい3人くらいしか集まらないことです。 現在は5人中2人が新潟大学医学部で最も大変といわれる2年生なので、新入部員を入れないと、最悪の場合は活動できない危機的状況にあります。 ――今後の目標がありましたら教えてください。 とりあえず部員を2桁にしたいです。少ないと普段の活動がやりにくいところがありますので。 また、『AQL』や『abc』、『EQIDEN』のような大きなイベントでもよりよい結果を残せるようになりたいです。 ――これからクイズサークルを作る人へのアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。 クイズに興味を持っている人はどこの大学・高校・県にも一定数いるのではないかと思います。そういった層を何とか引き込みましょう。 ――ありがとうございました! 【文責;神野芳治、神野莉子】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト