小鍋祐輔さんによる、「プレAQL 東海リーグ」のレポート、第3回です!(全3回)

そして一般の部プレーオフ。
ここでもスタッフを行うのは中高生たち。大人のサークル同士が全国進出をかけた重要な勝負を、中高生達が裁くのである。
特にクライマックスの第2代表決定戦では、「どちらのチームもあと1問正解すれば勝利」という非常に緊迫した場面にもなっていたが、プレッシャーに負けず淡々とそれぞれの仕事をこなしていた。こうして中高生たちの優秀なスタッフワークもあり、100人以上が参加した大会は特に致命的なミスもなく無事終了した。

司会、問読み、正誤判定、得点表示、記録、誘導、すべて高校生の手による進行。
得点表示の様子。第2代表決定戦は両チーム全員リーチ!見ているだけでも緊張……。

終了後は片づけをしながら、中高生と社会人との交流が見られた。
東海中高は、同校を卒業しテレビ番組やオープン大会などで活躍する憧れのOBと一緒に写真を撮ってもらっていた。
また、滝高校は一般の部で参加していた顧問の先生のプレイヤーとしての姿に目が釘付けになっており、応援にも力が入っていた。

全体を通じて感じたのは、中高生たちの自主性やチャレンジ精神の高さである。
東海地区では「CJQL(Central Japan Quiz League)」というクイズ研究会同士のコミュニティがあり、約2か月に1回のペースで加盟校が「例会」を開催して参加校同士の交流を深めている。また毎年秋には幹部メンバーにより「CJQL杯」という大会を開催し、近年では、当初「高校生まで」だった参加資格を「大学生まで」と拡大し、より難しい課題に挑戦している。
こうした「例会」や「CJQL杯」の開催で培った大会運営能力は、AQL東海の成功の大きな助けとなってくれた。

ここ東海地区にはCJQL加盟校だけでも11校もの学校の生徒がクイズに取り組んでいる。
この記事を見て「私も参加してみたい」と思った中高生の皆さん、是非ともクイズ研究会を作って、AQLの門を叩いてみてほしい。「人数が足りない」「許可が下りない」「勇気が出ない」といった悩みがあれば、Quiz DoやAQLの公式サイトから連絡をしてもらえれば可能な範囲で応じることができるので利用してみてほしい。
静岡出身の筆者としては、特に静岡県の中高にもっとクイズ研究会ができればと願う。AQL東海では静岡県の高校も参加可能であり、クイズが好きな中高生と交流もできるので、交通費と移動時間の壁があるかもしれないが是非ともチャレンジしてほしい。

AQL東海は来年以降も開催予定である。この大会が、東海地区にある中高生のクイズコミュニティの発展に貢献できることを祈る。

小鍋さん、ありがとうございました!
なお編集長も静岡出身です。小鍋さん同様、静岡県の中高のチャレンジに期待しています!

【文責:小鍋祐輔】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/02/tokuten.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2018/02/tokuten-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートイベントリポート小鍋祐輔さんによる、「プレAQL 東海リーグ」のレポート、第3回です!(全3回) そして一般の部プレーオフ。 ここでもスタッフを行うのは中高生たち。大人のサークル同士が全国進出をかけた重要な勝負を、中高生達が裁くのである。 特にクライマックスの第2代表決定戦では、「どちらのチームもあと1問正解すれば勝利」という非常に緊迫した場面にもなっていたが、プレッシャーに負けず淡々とそれぞれの仕事をこなしていた。こうして中高生たちの優秀なスタッフワークもあり、100人以上が参加した大会は特に致命的なミスもなく無事終了した。 終了後は片づけをしながら、中高生と社会人との交流が見られた。 東海中高は、同校を卒業しテレビ番組やオープン大会などで活躍する憧れのOBと一緒に写真を撮ってもらっていた。 また、滝高校は一般の部で参加していた顧問の先生のプレイヤーとしての姿に目が釘付けになっており、応援にも力が入っていた。 全体を通じて感じたのは、中高生たちの自主性やチャレンジ精神の高さである。 東海地区では「CJQL(Central Japan Quiz League)」というクイズ研究会同士のコミュニティがあり、約2か月に1回のペースで加盟校が「例会」を開催して参加校同士の交流を深めている。また毎年秋には幹部メンバーにより「CJQL杯」という大会を開催し、近年では、当初「高校生まで」だった参加資格を「大学生まで」と拡大し、より難しい課題に挑戦している。 こうした「例会」や「CJQL杯」の開催で培った大会運営能力は、AQL東海の成功の大きな助けとなってくれた。 ここ東海地区にはCJQL加盟校だけでも11校もの学校の生徒がクイズに取り組んでいる。 この記事を見て「私も参加してみたい」と思った中高生の皆さん、是非ともクイズ研究会を作って、AQLの門を叩いてみてほしい。「人数が足りない」「許可が下りない」「勇気が出ない」といった悩みがあれば、Quiz DoやAQLの公式サイトから連絡をしてもらえれば可能な範囲で応じることができるので利用してみてほしい。 静岡出身の筆者としては、特に静岡県の中高にもっとクイズ研究会ができればと願う。AQL東海では静岡県の高校も参加可能であり、クイズが好きな中高生と交流もできるので、交通費と移動時間の壁があるかもしれないが是非ともチャレンジしてほしい。 AQL東海は来年以降も開催予定である。この大会が、東海地区にある中高生のクイズコミュニティの発展に貢献できることを祈る。 小鍋さん、ありがとうございました! なお編集長も静岡出身です。小鍋さん同様、静岡県の中高のチャレンジに期待しています! 【文責:小鍋祐輔】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト