ヒミツキチラボ・クイズイベントリポート(2)「各解答者に脚光を当てて各人が“その場の主役”になれる瞬間を作る」
前回に引き続き、『ヒミツキチラボ』で行われた2Daysイベント、『はじめてのクイズ』『卒業ナイト』について取り上げます。
……そしてイベントは早押しクイズの本番に突入。全体のルールは両イベントともに、入場時のくじ引きでランダム編成された8組で予選を戦い、予選の成績上位2組で決勝戦を行うチーム戦だ。
予選の早押しクイズは
・通常問題を使って、くじの番号が同じ人同士で対戦する
・出題ジャンルが限定された各問題群に、チームごとにーダー表を組んで代表者が戦う
……の2つのラウンドがあり、参加者全員が両方のラウンドに参加できる。
2つのイベントは「使用する問題」と「最大3人勝ち抜け」は同じだが、その他の点は異なり、
『通常回』→2問正解勝ち抜け、2問誤答失格・ジャンル別ラウンドのみ出題問題数の限定あり・未勝ち抜け時の途中評価なし
『卒業ナイト』→3問正解勝ち抜け、誤答は即失格・両ラウンドとも出題問題数の限定あり・未勝ち抜け時の途中評価あり
と、経験や実力に応じて差別化が図られている。
(編注:前回までの『卒業ナイト』は通常回と同じ2○2×。勝ち抜けルールの変更は当日、事前にTwitterで予告があったのですが、発表されたときの参加者の驚きたるや…)
ラボクイズの「イベントとしての面」に目を向けると、特殊な進行形式の企画でない限り、1回目のクイズの成績にかかわらず2回目のクイズができる「1イベントで複数回の早押しクイズに挑戦できることが保証されている」のも特徴。各参加者が少しでも長くクイズに触れて楽しめるようになっている。
予選の成績上位2チームによる決勝戦はチームメンバーを前後半に振り分け、「前半組が3問正解したら後半組にバトンタッチ、後半組が3問正解できたチームが優勝。誤答がでた場合は相手チームに解答権が移動」という、即席チームの総合力を競い優勝を目指すリレークイズだ。
早押しクイズが始まると古川氏は、各解答者に脚光を当てて各人が“その場の主役”になれる瞬間を作ってくれたり、その場の状況確認を参加者やスタッフに向けてアナウンスするといった、各参加者の充足感への気配りやイベントが滞りなく進むための目配せなどで、忙しく立ち回っている。過去、大学生以下の最大級の大会『abc』で長く司会を務め、さまざまな場面を切り盛りしてきたその腕前が、余すことなくイベントでもふるわれ、2時間半ほどの濃密な時間が、あっという間に経っていった。
古川氏のラボイベントは「動画撮影・録音禁止」という原則があるため、今回の2つのイベントで使った問題はこの記事には掲載を控えるが、過去にラボで行われたイベントの問題集がQuiketから発売されているほか、QuizJapanより発売されている『QuizJapan全書05 クイズモンスター・古川洋平のクイズ虎の巻』にも、ラボイベントで使われた問題が一部収録されている。
次回は参加者の方の声を取り上げます!
【文責・戸屋利章】
https://quiz-schedule.info/quizdo/?p=1117https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/10/DSC_0086-1024x576.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/10/DSC_0086-150x150.jpg“やる”クイズリポートイベントリポート前回に引き続き、『ヒミツキチラボ』で行われた2Daysイベント、『はじめてのクイズ』『卒業ナイト』について取り上げます。 ……そしてイベントは早押しクイズの本番に突入。全体のルールは両イベントともに、入場時のくじ引きでランダム編成された8組で予選を戦い、予選の成績上位2組で決勝戦を行うチーム戦だ。 予選の早押しクイズは ・通常問題を使って、くじの番号が同じ人同士で対戦する ・出題ジャンルが限定された各問題群に、チームごとにーダー表を組んで代表者が戦う ……の2つのラウンドがあり、参加者全員が両方のラウンドに参加できる。 2つのイベントは「使用する問題」と「最大3人勝ち抜け」は同じだが、その他の点は異なり、 『通常回』→2問正解勝ち抜け、2問誤答失格・ジャンル別ラウンドのみ出題問題数の限定あり・未勝ち抜け時の途中評価なし 『卒業ナイト』→3問正解勝ち抜け、誤答は即失格・両ラウンドとも出題問題数の限定あり・未勝ち抜け時の途中評価あり と、経験や実力に応じて差別化が図られている。 (編注:前回までの『卒業ナイト』は通常回と同じ2○2×。勝ち抜けルールの変更は当日、事前にTwitterで予告があったのですが、発表されたときの参加者の驚きたるや…) ラボクイズの「イベントとしての面」に目を向けると、特殊な進行形式の企画でない限り、1回目のクイズの成績にかかわらず2回目のクイズができる「1イベントで複数回の早押しクイズに挑戦できることが保証されている」のも特徴。各参加者が少しでも長くクイズに触れて楽しめるようになっている。 予選の成績上位2チームによる決勝戦はチームメンバーを前後半に振り分け、「前半組が3問正解したら後半組にバトンタッチ、後半組が3問正解できたチームが優勝。誤答がでた場合は相手チームに解答権が移動」という、即席チームの総合力を競い優勝を目指すリレークイズだ。 早押しクイズが始まると古川氏は、各解答者に脚光を当てて各人が“その場の主役”になれる瞬間を作ってくれたり、その場の状況確認を参加者やスタッフに向けてアナウンスするといった、各参加者の充足感への気配りやイベントが滞りなく進むための目配せなどで、忙しく立ち回っている。過去、大学生以下の最大級の大会『abc』で長く司会を務め、さまざまな場面を切り盛りしてきたその腕前が、余すことなくイベントでもふるわれ、2時間半ほどの濃密な時間が、あっという間に経っていった。 古川氏のラボイベントは「動画撮影・録音禁止」という原則があるため、今回の2つのイベントで使った問題はこの記事には掲載を控えるが、過去にラボで行われたイベントの問題集がQuiketから発売されているほか、QuizJapanより発売されている『QuizJapan全書05 クイズモンスター・古川洋平のクイズ虎の巻』にも、ラボイベントで使われた問題が一部収録されている。 次回は参加者の方の声を取り上げます! 【文責・戸屋利章】quizdo quizdo2017@gmail.comAdministratorQuiz Do