5月よりスタートしております「早押し機安定供給チーム」について、6月度の進捗を報告します。
なお、5つの項目になり煩雑になるので、下記サイトを作成しました。

もくじ
1.パソコンに接続して使う早押し機
2.市販キット(HA-808)を使った早押し機
3.Arduinoなどを使った早押し機
4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど)
5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など)

「早押し機がない?だったら早く立った人に解答権、でいいじゃないか」という人は残念ながら少数派。早押し機が欲しい、という声には極力お答えしたいと思います。

上記にも同じ内容を書いていますが、2018年6月分の進捗は以下の通りです。

1.パソコンに接続して使う早押し機

ラマ太郎さんの提案をベースに、下記環境であれば「電子工作なしで」「早押し機に類するシステムが作れるのでは」という話が上がっています。
複数のゲームパッドを接続し、たとえばAさんのパッドはどのボタンを押しても「A」、同様にBさんのパッドは「B」キーを押したこととし、後はパソコンのソフトで判定する、というイメージです。

①PC:自作機(Windows7 UltimateSP1 64bit)
②USBハブ:4ポートハブ BUFFALO BSH4U06  (400円程度)
③USBゲームパッド:BSGP801 ×人数分  (1台1,000円程度)
④ボタン押下信号変換ソフト:JoyToKey(700円、ただし無料試用可) またはJoyAdapter(フリーソフト)
⑤早押し判定ソフト:FastPush(Ver5.0.0.0)(フリーソフト)

ただ、ありあわせの機器での検証でのため、まだ実用に向くかは検証できていません。
8月中に実際に上記で機材を神野の方で購入し、検証することを検討しております。
(もしその前に試される方は、当チームではまだ実地検証できていない旨ご了承ください)

また、パソコンを使わず、スマホ(iPhoneまたはAndroid)にゲームパッドを接続できないか、というのも検討しております。
以前試された方は「1〜2個程度のボタンしか作動せず、実用に至りませんでした」とのことでしたが、この方面でも模索を続けます。

2.市販キット(HA-808)を使った早押し機 

岡田隼人さんのブログ「とりあえず使える早押し機を作る」が更新されていますので、そちらをご覧ください。

3.Arduinoなどを使った早押し機

ポポロンさんがRaspberry Pi 3を使用した早押し機(12台)の作成について、ご自身のサイト「Quiz-popo-winwin」でまとめています。

なお「精度をどの程度にすればいいか」という話題が出た際、ポポロンさんに経験談を教えて頂きました。

1.Raspberry Pi の場合、単純にループで着順判定すると 1/1,000秒程度の精度になってしまいます。また、他のプログラムも同時に回っているので、不意に 1/1,000秒程度の読み込み遅延が発生するのも悩みのタネです。現在、プログラムの最適化をしている最中です。(うまくいけば 1/10,000秒くらいの精度は出せると目論んでいます。)全チャネル同時に入力を取得できるライブラリを使用すれば、他の作業をしつつ 1/1,000秒程度の制度はキープ出来るというイメージです。
2.プログラムの組み方が良くないためか、長時間走らせるとサウンド周りの処理が追いつかなくなって挙動がおかしくなることがあります。(音が割れたり低速になり、プログラムを再起動する羽目になります。)ここもプログラムの最適化を行う必要があると考えます。
3.その代わり、JoyPad をレリーズとして使用する・得点表示・サウンド出力・問題を画面に出すなどいろいろなことがこれ1台で可能です。
4.私の場合は趣味で作ったので、基板や端子がむき出し(底面は絶縁体でカバーしましたが)・端子の部品をガムテープで止める・安全用の部品を入れていないなど、売り物にするには超えないといけない壁がいくつもあります。
*あと、Raspberry Pi では GPIO の入出力が 3.3V なので、LEDを明るく光らせるのに苦労します。
(小さい早押し機でLED1つ光らせるのには十分ですが。)

4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど)

プレイアベニュー様より返信を頂きました。
「せめてリセットの時のジャジャン音を無くせないか」という話をしましたが、本体金型代:300~500万円(大きさ・形により)、製造LOT:6000個(本体)となり、当プロジェクトで検討するのはかなりロットが大きい状況です。
今後改良品を出すときの参考になれば、と意見交換は続けますし、その過程で何かしら他の手段がないかは模索します。

5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など)

現在チーム内で情報整理中です。

引き続き、無理のないペースで安定供給について協議していきますので、よろしくお願い致します。

【文責:神野芳治】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/hayab02a-1024x768.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/06/hayab02a-150x150.jpgquizdo早押し機5月よりスタートしております「早押し機安定供給チーム」について、6月度の進捗を報告します。 なお、5つの項目になり煩雑になるので、下記サイトを作成しました。 もくじ 1.パソコンに接続して使う早押し機 2.市販キット(HA-808)を使った早押し機 3.Arduinoなどを使った早押し機 4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど) 5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など) 上記にも同じ内容を書いていますが、2018年6月分の進捗は以下の通りです。 1.パソコンに接続して使う早押し機 ラマ太郎さんの提案をベースに、下記環境であれば「電子工作なしで」「早押し機に類するシステムが作れるのでは」という話が上がっています。 複数のゲームパッドを接続し、たとえばAさんのパッドはどのボタンを押しても「A」、同様にBさんのパッドは「B」キーを押したこととし、後はパソコンのソフトで判定する、というイメージです。 ①PC:自作機(Windows7 UltimateSP1 64bit) ②USBハブ:4ポートハブ BUFFALO BSH4U06  (400円程度) ③USBゲームパッド:BSGP801 ×人数分  (1台1,000円程度) ④ボタン押下信号変換ソフト:JoyToKey(700円、ただし無料試用可) またはJoyAdapter(フリーソフト) ⑤早押し判定ソフト:FastPush(Ver5.0.0.0)(フリーソフト) ただ、ありあわせの機器での検証でのため、まだ実用に向くかは検証できていません。 8月中に実際に上記で機材を神野の方で購入し、検証することを検討しております。 (もしその前に試される方は、当チームではまだ実地検証できていない旨ご了承ください) また、パソコンを使わず、スマホ(iPhoneまたはAndroid)にゲームパッドを接続できないか、というのも検討しております。 以前試された方は「1〜2個程度のボタンしか作動せず、実用に至りませんでした」とのことでしたが、この方面でも模索を続けます。 2.市販キット(HA-808)を使った早押し機  岡田隼人さんのブログ「とりあえず使える早押し機を作る」が更新されていますので、そちらをご覧ください。 3.Arduinoなどを使った早押し機 ポポロンさんがRaspberry Pi 3を使用した早押し機(12台)の作成について、ご自身のサイト「Quiz-popo-winwin」でまとめています。 なお「精度をどの程度にすればいいか」という話題が出た際、ポポロンさんに経験談を教えて頂きました。 1.Raspberry Pi の場合、単純にループで着順判定すると 1/1,000秒程度の精度になってしまいます。また、他のプログラムも同時に回っているので、不意に 1/1,000秒程度の読み込み遅延が発生するのも悩みのタネです。現在、プログラムの最適化をしている最中です。(うまくいけば 1/10,000秒くらいの精度は出せると目論んでいます。)全チャネル同時に入力を取得できるライブラリを使用すれば、他の作業をしつつ 1/1,000秒程度の制度はキープ出来るというイメージです。 2.プログラムの組み方が良くないためか、長時間走らせるとサウンド周りの処理が追いつかなくなって挙動がおかしくなることがあります。(音が割れたり低速になり、プログラムを再起動する羽目になります。)ここもプログラムの最適化を行う必要があると考えます。 3.その代わり、JoyPad をレリーズとして使用する・得点表示・サウンド出力・問題を画面に出すなどいろいろなことがこれ1台で可能です。 4.私の場合は趣味で作ったので、基板や端子がむき出し(底面は絶縁体でカバーしましたが)・端子の部品をガムテープで止める・安全用の部品を入れていないなど、売り物にするには超えないといけない壁がいくつもあります。 *あと、Raspberry Pi では GPIO の入出力が 3.3V なので、LEDを明るく光らせるのに苦労します。 (小さい早押し機でLED1つ光らせるのには十分ですが。) 4.スーパーハヤオシピンポンブーの改良(メーカーと交渉するなど) プレイアベニュー様より返信を頂きました。 「せめてリセットの時のジャジャン音を無くせないか」という話をしましたが、本体金型代:300~500万円(大きさ・形により)、製造LOT:6000個(本体)となり、当プロジェクトで検討するのはかなりロットが大きい状況です。 今後改良品を出すときの参考になれば、と意見交換は続けますし、その過程で何かしら他の手段がないかは模索します。 5.端子(ランプ&ボタン)(既存早押し機の情報整理、統一規格の提案など) 現在チーム内で情報整理中です。 引き続き、無理のないペースで安定供給について協議していきますので、よろしくお願い致します。 【文責:神野芳治】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト