前回に引き続き、北海道リーグの当日、予選の模様を取り上げます。

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予選は、セットのたびに司会・問い読みチームをトランプ抽選する、ある意味スリリングな方式で進めました。セットごとに順位を決めて1位から順に10、5、3、2、1、0の順位点を与え、全セット終了時の累積順位点で上位4チームを決めることとしました。
戦前から、一般の部の3チームに、札幌南Aが加わった4チームが中心に進んで行く予測は立っていましたが、順位によってトーナメントでの有利不利が変わる方式にしたのに加えて1位の順位点をあえて大きく配置したことで、「抜ければいい」ではなく、各チーム1抜けの意識が強まり、セットごとにドラマチックな戦いとなりました。

AQL北海道リーグの模様。

第1セット札幌南Cの問い読み。全員1年生のチームながら出題はオーソドックスでかなり上手です。経験豊富な草クイズ連合が幸先良い1勝を挙げました。
第2セット問い読みは札幌南A。前セットと比較して明らかに難度が上がった感があり、親和性の高そうな北大が1勝。
第3セットは問い読み草クイズ連合。属性の最も近そうな道東が欲しかった1勝を挙げ、ここで一般の部3強が1勝ずつ分け合う展開となりました。
第4セットは問い読み道東で、先ほどのお返しのように草クイズが2勝目を挙げました。
第5セットは問い読みNQP。時事要素の強い出題でしたが、問うている中身、レベル感はきわめて妥当なところ。社会人のほうが合っていそうな問題群でしたが、ニュース問題もしっかり押さえている北大が2勝目となりました。
第6セットは問い読み札幌南B。ここで道東も2勝目を挙げたいところ。実際、道東はポイントで先行したものの、日ごろ仲間として研鑽している札幌南Aが追いつき、逆転にて初の勝利を収めました。
最終第7セットは、問い読みが現在首位の北大。これまで36点を積み重ねたのに対し、草クイズ30点、道東28点で追いかけます。どちらかが1位をとれば北大を逆転できる、一方で北大は加点のチャンスなし、というシビれる状況となりました。北大問題は事前予測よりもやわらかめの問題が多く配置されており、草クイズ、道東とも経験値を生かしながら正解を出し合う展開に。結果、道東が辛くも1抜けをもぎ取り、前半出遅れた感のある道東が、2位の回数の差で予選トップ通過となりました。予選の得点は以下の通りです。

1位      道東     38
2位      北大     36
3位      草        35
4位      札南A   19.5
(以上決勝トーナメント進出)

5位      札南B  8
6位      NQP    6
7位      札南C   4.5
(小数点以下は、規定問題終了時に抜け人数が並んでタイになった際の得点按分によるもの)

なお、既に述べているように使用問題は各サークルが作ってきたものでしたが、それぞれ、サークルの「らしさ」を出しつつ、傾向や難度を一定の妥当な「幅」の中にうまく収めた問題群ばかりであり、作問姿勢に関しても北海道のレベルの高さを感じられたのは本大会の大きな収穫だったと思います。

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次回は北海道リーグの決勝について取り上げます!

【文責:小園拓志】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/11/2.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/11/2-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートイベントリポート前回に引き続き、北海道リーグの当日、予選の模様を取り上げます。 -------------------------------------------------- 予選は、セットのたびに司会・問い読みチームをトランプ抽選する、ある意味スリリングな方式で進めました。セットごとに順位を決めて1位から順に10、5、3、2、1、0の順位点を与え、全セット終了時の累積順位点で上位4チームを決めることとしました。 戦前から、一般の部の3チームに、札幌南Aが加わった4チームが中心に進んで行く予測は立っていましたが、順位によってトーナメントでの有利不利が変わる方式にしたのに加えて1位の順位点をあえて大きく配置したことで、「抜ければいい」ではなく、各チーム1抜けの意識が強まり、セットごとにドラマチックな戦いとなりました。 第1セット札幌南Cの問い読み。全員1年生のチームながら出題はオーソドックスでかなり上手です。経験豊富な草クイズ連合が幸先良い1勝を挙げました。 第2セット問い読みは札幌南A。前セットと比較して明らかに難度が上がった感があり、親和性の高そうな北大が1勝。 第3セットは問い読み草クイズ連合。属性の最も近そうな道東が欲しかった1勝を挙げ、ここで一般の部3強が1勝ずつ分け合う展開となりました。 第4セットは問い読み道東で、先ほどのお返しのように草クイズが2勝目を挙げました。 第5セットは問い読みNQP。時事要素の強い出題でしたが、問うている中身、レベル感はきわめて妥当なところ。社会人のほうが合っていそうな問題群でしたが、ニュース問題もしっかり押さえている北大が2勝目となりました。 第6セットは問い読み札幌南B。ここで道東も2勝目を挙げたいところ。実際、道東はポイントで先行したものの、日ごろ仲間として研鑽している札幌南Aが追いつき、逆転にて初の勝利を収めました。 最終第7セットは、問い読みが現在首位の北大。これまで36点を積み重ねたのに対し、草クイズ30点、道東28点で追いかけます。どちらかが1位をとれば北大を逆転できる、一方で北大は加点のチャンスなし、というシビれる状況となりました。北大問題は事前予測よりもやわらかめの問題が多く配置されており、草クイズ、道東とも経験値を生かしながら正解を出し合う展開に。結果、道東が辛くも1抜けをもぎ取り、前半出遅れた感のある道東が、2位の回数の差で予選トップ通過となりました。予選の得点は以下の通りです。 1位      道東     38 2位      北大     36 3位      草        35 4位      札南A   19.5 (以上決勝トーナメント進出) 5位      札南B  8 6位      NQP    6 7位      札南C   4.5 (小数点以下は、規定問題終了時に抜け人数が並んでタイになった際の得点按分によるもの) なお、既に述べているように使用問題は各サークルが作ってきたものでしたが、それぞれ、サークルの「らしさ」を出しつつ、傾向や難度を一定の妥当な「幅」の中にうまく収めた問題群ばかりであり、作問姿勢に関しても北海道のレベルの高さを感じられたのは本大会の大きな収穫だったと思います。 -------------------------------------------------- 次回は北海道リーグの決勝について取り上げます! 【文責:小園拓志】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト