「全国のクイズファンが、自らの手で作る、新たな早押しクイズリーグ」と銘打ち、今後全国で開催が予定されているクイズの全国リーグ『プレAQL』。
「埼玉リーグ」に引き続き、これより3回にわたり、「北海道リーグ」について、主催の小園拓志さんよりレポートいただきました。

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『AQL』北海道リーグは、「発祥の地」埼玉と同日の全国トップバッターとして開催されました。
11月3日という日付は、北海道の準備態勢に鑑みると「早すぎ」の感はありました。しかし、仮に12月以降とすると、降雪など悪天候の影響で道内の札幌以外に住むプレイヤー、道外プレイヤーとも会場に来られなくなるリスクが大きく高まります。「拙速でもまずは一歩を踏み出すことが大事。そしてどうせなら埼玉とまったく同じ日にやるのがベスト」ということで、この日を選択しました。
北海道は、大会責任者を軸にそれぞれがある程度「顔が見える関係」ではあるので、ある程度の見切り発車をしてもその場の皆さんの機転や、我慢という名の人間力(笑)を発揮してもらって乗り切れるだろう、という「勘」もありました。終わってみて、その「勘」は「実感」へと変わりました。

一般の部エントリーについては、地域リーグ申請団体である道東クイズサークルと北海道大学クイズ研究会に加え、早くから、昨年札幌でノスタルジア杯オープンを開催した厚田直木さんを中心に北海道草クイズ連合が名乗りを挙げていました。
また、札幌市内で平日夜にクイズを楽しもうということで、謎解きやボードゲームの愛好家を中心に活動している、高倉圭祐さん率いるNQP(Night Quiz Project)もエントリーをしてくださっていました。一般の部についてはひとまず順調という雰囲気でした。

一方で、ジュニアの部は、地域リーグ申請団体である立命館慶祥高校が代替わりによる人数不足から、男子校の雄・北嶺中高、北の強豪・旭川東高校がいずれも学校日程との整合が取れないことからいずれもエントリーかなわず、札幌南高校が3チームを出してジュニアの部を成立させるという結果となりました。
本来、札幌南には多めの人数で2チーム出してもらい、一般の部と真正面から戦ってもらう形としたかったのですが、上記都合上、力を分散させる形となってしまい、不完全燃焼だったところがあるのではないかと思います。そのあたりは日程を決めた責任者として申し訳なく思います。

それでも、札幌南高校は、チーム分けを、部内予選で厳格に争ったとのこと、さすがに3月の『コバトンカップ』決勝で、初めてまみえる強豪社会人、大学生チームを相手にいくつもの○を積み重ねた実績は、こういった部内での切磋琢磨から生まれているのだということを思い知らされました。最上位のAチームは、クイ研会長の福本笙一郎君や、8月に開催された『北海道高校生オープン』優勝の平英駿君など、全国級の強豪高校生が名を連ねました。

参加者が別の場面ではスタッフに回るのがAQLの特徴。左が記者の小園。

結局、エントリーは7チームとなり、9チームでないと成立が難しいいわゆる「コバトンナイン方式」での開催を断念しました。北海道独自のルールとして、予選は縦ローリングによる「チーム早抜けクイズ」として各チームが用意してきた問題を使用。決勝は4チームによるトーナメント式とし、トーナメントで初めて「コバトンナイン方式」で採用されている「10by10by10mini」を実施しました。なお、決勝トーナメントの使用問題は、『AQL』埼玉リーグの皆さんの問題を使用させていただきました。同日開催の効果を、北海道は早速、享受したことになります。ありがとうございました。

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次回は北海道リーグの予選について取り上げます!

【文責:小園拓志】

https://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/11/3-1024x768.jpghttps://quiz-schedule.info/quizdo/wp-content/uploads/2017/11/3-150x150.jpgquizdo“やる”クイズリポートイベントリポート「全国のクイズファンが、自らの手で作る、新たな早押しクイズリーグ」と銘打ち、今後全国で開催が予定されているクイズの全国リーグ『プレAQL』。 「埼玉リーグ」に引き続き、これより3回にわたり、「北海道リーグ」について、主催の小園拓志さんよりレポートいただきました。 -------------------------------------------------- 『AQL』北海道リーグは、「発祥の地」埼玉と同日の全国トップバッターとして開催されました。 11月3日という日付は、北海道の準備態勢に鑑みると「早すぎ」の感はありました。しかし、仮に12月以降とすると、降雪など悪天候の影響で道内の札幌以外に住むプレイヤー、道外プレイヤーとも会場に来られなくなるリスクが大きく高まります。「拙速でもまずは一歩を踏み出すことが大事。そしてどうせなら埼玉とまったく同じ日にやるのがベスト」ということで、この日を選択しました。 北海道は、大会責任者を軸にそれぞれがある程度「顔が見える関係」ではあるので、ある程度の見切り発車をしてもその場の皆さんの機転や、我慢という名の人間力(笑)を発揮してもらって乗り切れるだろう、という「勘」もありました。終わってみて、その「勘」は「実感」へと変わりました。 一般の部エントリーについては、地域リーグ申請団体である道東クイズサークルと北海道大学クイズ研究会に加え、早くから、昨年札幌でノスタルジア杯オープンを開催した厚田直木さんを中心に北海道草クイズ連合が名乗りを挙げていました。 また、札幌市内で平日夜にクイズを楽しもうということで、謎解きやボードゲームの愛好家を中心に活動している、高倉圭祐さん率いるNQP(Night Quiz Project)もエントリーをしてくださっていました。一般の部についてはひとまず順調という雰囲気でした。 一方で、ジュニアの部は、地域リーグ申請団体である立命館慶祥高校が代替わりによる人数不足から、男子校の雄・北嶺中高、北の強豪・旭川東高校がいずれも学校日程との整合が取れないことからいずれもエントリーかなわず、札幌南高校が3チームを出してジュニアの部を成立させるという結果となりました。 本来、札幌南には多めの人数で2チーム出してもらい、一般の部と真正面から戦ってもらう形としたかったのですが、上記都合上、力を分散させる形となってしまい、不完全燃焼だったところがあるのではないかと思います。そのあたりは日程を決めた責任者として申し訳なく思います。 それでも、札幌南高校は、チーム分けを、部内予選で厳格に争ったとのこと、さすがに3月の『コバトンカップ』決勝で、初めてまみえる強豪社会人、大学生チームを相手にいくつもの○を積み重ねた実績は、こういった部内での切磋琢磨から生まれているのだということを思い知らされました。最上位のAチームは、クイ研会長の福本笙一郎君や、8月に開催された『北海道高校生オープン』優勝の平英駿君など、全国級の強豪高校生が名を連ねました。 結局、エントリーは7チームとなり、9チームでないと成立が難しいいわゆる「コバトンナイン方式」での開催を断念しました。北海道独自のルールとして、予選は縦ローリングによる「チーム早抜けクイズ」として各チームが用意してきた問題を使用。決勝は4チームによるトーナメント式とし、トーナメントで初めて「コバトンナイン方式」で採用されている「10by10by10mini」を実施しました。なお、決勝トーナメントの使用問題は、『AQL』埼玉リーグの皆さんの問題を使用させていただきました。同日開催の効果を、北海道は早速、享受したことになります。ありがとうございました。 -------------------------------------------------- 次回は北海道リーグの予選について取り上げます! 【文責:小園拓志】クイズに興味を持った方・初心者の方からベテランまで! ”やる”クイズ支援サイト